「虎に翼」のモデルは凄い人
4月からスタートしたNHKの『虎に翼』という連ドラ。前作の『ブキウギ』の余韻に浸っていたので、予備知識なしで見始めた。まだ第1週分を観ただけなんだけれど、これがかなり面白い。こうなると気になるのは主人公のモデルとなった人。調べてみると、かなり凄い人だった。
朝ドラ「虎に翼」のモデル、三淵嘉子さんとはどんな人? 女性初の弁護士。子どもの権利擁護に尽力した生涯とは
『虎に翼』の主人公は猪爪寅子(いのつめともこ)で、演じているのは伊藤沙莉さん。ちょっとハスキーな声がいい雰囲気で、「はて?」という言葉が流行語大賞にノミネートされそうに感じる魅力的なキャラ。
母親役の石田ゆり子さんも最高で、先週のラストで寅子にお見合いをさせるつもりのはずが、娘が侮辱されたことに怒り狂って六法全書を買いに行ったシーンに爆笑してしまったwww
この猪爪寅子のモデルとなったのは三淵嘉子さんという人。リンク先の記事によると、『日本で女性として初めて弁護士・判事・裁判所所長になった三淵嘉子(みぶち・よしこ)さん。家庭裁判所の創設にもかかわり、女性や子どもの権利擁護に尽力した』とのこと。
戦前に女性も弁護士資格が取得できるようになった。けれども女性差別は残っている。三淵さんは戦前に弁護士資格を女性として初めて取得したものの、戦争が始まったこともあって活躍する場がなかったそう。
戦後になって日本国憲法が発布されたことで、ようやく女性の権利も法的には認められた。けれども実態は伴っていない。だから三淵さんが判事や裁判所所長になったのは、並大抵の努力ではなかったと思う。おそらくドラマの寅子もその苦悩をこれから経験するのだろう。
三淵さんは戦後の「原爆裁判」にも関わったそう。『世界で初めて、アメリカの原爆投下を国際法違反と明言した歴史的な判決文を書いた東京地裁判事の一人が嘉子さんだった』とのこと。
もちろんドラマなのでシチュエーションは変えてあるはず。けれども三淵さんの生きてこられた厳しくも素晴らしい道が、寅子の眼前に広がっているのは事実。ドラマは始まったばかりだけれど、これからの寅子の活躍が楽しみ。いいドラマになりそうだなぁ。
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