嫌な時間が売れるとしたら?
新型コロナウイルスが少しでも早く鎮静化するよう、できるだけの協力をしたいと思っている。そのポイントは感染しないこと、そして誰かに感染させないこと。
それゆえ我が家でもいくつか自粛を決めたことがある。
毎年楽しみしていたお花見を、今年はやめることにした。いつもの場所へ行くには電車に乗ったり、レンタカーを借りる必要がある。1ヶ月先には桜が開花するだろうけれど、まだその段階でウイルスが終息しているとは思えない。
3月に予定していた歯科検診も延期した。今日電話を入れて、落ち着いてから再予約する旨を告げた。恵まれていることにボクは通勤をする必要がない。だから買い物に出かけたときもバスやタクシーを使わず、ひたすら歩くことにした。
外食も自粛している。本当は大好きで行きたいお店があるけれど、歩いて行ける距離ではないのであきらめるしかない。外食をしないということは、スーパー等のフードコートの利用もやめた。誰がすわったのかわからない場所で、飲食をするのは避けたほうがよさそうだから。
この自粛ムードがいつまで続くかわからない。ボクの予想としては、思っているより長期になると思う。しばらくは感染者が増えるのは確実。だけどそんな雰囲気で不安をあおるのではなく、落ち着いて淡々と自衛していくしかないと思う。
ただいつまで続くのかわからないと辛いよね。こんなとき嫌な時間を買い取ってもらえたらいいのになぁ、と妄想している。ふと気がついたら適当な期間が過ぎていて、ウイルスの終息宣言が出ているような感覚。そうすれば、明日からでも外食できるよね。
ボクがこの妄想をするのは、いつもお風呂に入るとき。お風呂が嫌いなわけじゃないけれど、毎日のことだと面倒。我が家は最後に風呂掃除もするから、風呂から出て終わりというわけにいかない。
『アミ 小さな宇宙人』という物語がある。ボクの大好きな作品。そのアミが使っている宇宙船には、一瞬で身体がきれいになる装置がある。それを使えば入浴あとのようなスッキリした状態になれる。こんなのがあればいいよなぁ。
たとえばお風呂に入って、その直後に身体はきれいになって掃除も終わっている。妻にその話をすると、いつも笑い飛ばされるだけなんだけれどね。
ただ物理的には不可能でも、心理的には可能だと思う。身体を洗う、風呂掃除をする、という行動の部分だけ脳を働かせて、その他の部分を意識不明にしておく。そうすれば、一瞬で時間が経ったように感じることはできる。
もちろん物理的時間は減らせない。30分かかる作業なら、その時間は絶対に必要となる。だけど心理的時間は別。全身麻酔のようにその30分だけ意識を失っていれば、一瞬で入浴と掃除が終わったような感覚になる。つまり時間というのは、人間が意識して初めて存在するものだから。
とまぁ、こんなアホなことを考えて毎日お風呂に入っている。せいぜいやれることは歌を歌いながら、あるいは小説のネタを考えならその時間を過ごすこと。そうすれば30分が10分くらいの感覚に縮めることはできる。
でも現実には無理でも、物語なら可能だよね。コメディタッチになるだろうけれど、これをテーマにした小説を書こうと決めている。そう思っただけで、時間をジャンプして完成していたら便利なんだけれどねぇwww
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