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高羽そらさんインタビュー

SOLA TODAY Vol.273

まだコンサート会場でのテロの記憶が生々しいのに、今朝はインドネシアで自爆テロのニュースがあった。今や、いつどこでテロが起きても不思議ではない。

 

だがテロも国家単位になると、想像を絶する恐ろしさになる。実質的に核兵器保有国である北朝鮮がもしテロ行為を働こうと意図すれば、今の技術で簡単にできてしまう。自爆テロなんて比べようもない、全米規模に及ぶ恐ろしいテロを起こせる。

 

それは『電磁パルス攻撃』というらしい。

 

高度上空の核爆発で起きる「電気がない世界」の恐怖

 

この『電磁パルス攻撃』を行うには、地上40〜400㎞の高さで核爆弾を使用すればいいだけ。北朝鮮が打ち上げたミサイルは、2000㎞の高さまで飛んだ。だから余裕で飛ばせる高さ。

 

40㎞を超えると空気が希薄になり、核爆発によるガンマ線が遠方まで拡散する。それが空気分子と衝突することで電子パルスが発生し、地磁気に引き寄せられる。その際に大電流を発生させ、電子機器や送電線を一瞬で破壊してしまう。つまり電気製品がまったく使えなくなる。

 

そんな大きな核兵器は必要ない。広島に投下された爆弾が15キロトンだけれど、10キロトンで十分とのこと。爆発地点がアメリカの上空400㎞の中部だとすると、その電磁パルスは全米に襲いかかる。

 

大気の希薄な高度上空で爆発しても爆風はほとんど起きず、熱風や放射能の影響も地表には届かない。だから爆発の時点では死傷者も建造物の破壊も発生しないが、そのあいだに電磁パルスによる大電流が送電線などに入り込み、ネットワークで結ばれた発電や変電施設は次々に焼け落ちた状態になる。スマートフォンやパソコンなどの電子機器部品にも大電流が入り込み、破壊されてしまう

 

これはマジで恐ろしい。都市機能は麻痺して、攻撃を受けた政府は警報を発することもできない。飛行中の旅客機は次々に墜落するし、自衛隊の戦闘機は電子部品が破壊されて使い物にならない。

 

この記事に書かれているが、アメリカでは『電磁パルス攻撃』に対して対応策を真剣に検討しているとのこと。いつ起きても不思議ではない、ということだろう。小説でも『電磁パルス攻撃』に関するものが売れているそうだ。

 

邦訳されていないけれど、この記事で書かれている小説の概略を抜粋させてもらう。電磁パルスの恐ろしさが実感できる。

 

『自動車は電気系統を破壊され、高速道路上で立ち往生し、飛行中の旅客機は制御機能を失い、次々に墜落する。専用機エアフォースワンで移動中の大統領も犠牲となった。体内に埋め込んだ心臓ペースメーカーが動かなくなったお年寄りがうめき出し、倒れていく。病院では非常用電源も尽きると、あらゆる設備が使えなくなり、普段ならわけなく救えるはずの患者たちを前に医師たちもなすすべがない。商店では、残り少なくなる食料や物資の略奪が始まる』

 

という雰囲気の小説。じわじわと時間をかけて絶望を引き寄せるテロ行為だということが、想像できるだろう。小説でなくこれが実際に起きたら、地獄絵図としか言いようがない。

 

これはテロというよりは、明らかな戦争行為。でも言葉の解釈なんて関係ない。テロであろうと戦争であろうと、今すぐにでもやろうと思えばできることなのはたしか。もしISのようなテロリスト組織ががこの手段を手に入れたら、躊躇なく攻撃を仕掛けてくるはず。

 

そういう意味では、北朝鮮のような国が核兵器を開発している理由の一端がわかる。お金になるからね。敵対国に対しては抑止力として見せつけておくだけで、内々ではそうしたテロ組織に技術を売りつけることも可能だろう。

 

まぁ、こんなことが起きてしまったら、ボクたちにはどうしようもない。起きないように、と願うしかないよね。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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