SOLA TODAY Vol.289
もう今年も半分が過ぎようとしているけれど、ついに2017年は初詣に行かなかった。
なんだかんだバタバタしていて、気がついたら正月が終わっていた。まぁもともと信心深くはないので、それほどこだわっていない。わざわざ神社まで行かなくても、自宅で初詣ができたら便利だなぁ、と思っているくらい。
ところが実際にそんなことを考えついた人がいた。
神棚にもIoT!通信装置や感知センサー搭載で神社とつながる神棚
あまりにユニークで、思わず笑ってしまった。よくこんなものを考えたなぁと思う。
発表されたのは、その名も『スマート神棚コンセプト』。見た目はプラスチック状の神棚で、あまり荘厳な雰囲気はない。だけど通信装置が内蔵されていて、前面には人感センサーと音声感知センサーがついている。
つまり神棚に礼拝している様子を検知して、そのまま神社に送ることができる。「二礼二拍手一礼」の検知が可能なので、きちんとお参りできたらデータが転送されるらしい。あはは、めちゃ面白い!
神社との通信手段には、スマホと同じようにSIMカードを使っている。ただのSIMカードじゃないよ。ちゃんとお札がついている。
いいデザインだよね〜。なんとなくご利益がありそう。
複数のSIMカードがさせるようになっていて、家族全員の参拝データを同時に送ることも可能。そして「礼拝した」という情報を送ると同時に、課金もできる。つまりお賽銭を同時に収められる。小銭を用意する必要がない。
まだ名前どおり「コンセプト」の状態で、2018年からの販売を予定しているとのこと。神棚のデザインも、本物に近くなるだろう。冷めた目で見たらアホらしいけれど、意外に売れるかもしれない。大きな神社が率先して導入すれば、追随する神社が増えるだろう。
ただし宗教的なものなので、精神的な安心は必要だよね。情報が送られるだけじゃなく、マジで参拝したと同じだという保証が欲しくなるだろう。それさえクリアすれば、今の時代にマッチしているかもね。
このシステムは、年配の人たちのひとり暮らしの生存確認に応用できるかも。信心深い人だったら、毎朝神棚や仏壇に手を合わせる。その情報が離れて住んでいる家族に伝わるようにしておけば、安心できるよね。
結論から言えば、ボクが利用することは絶対ない。神社でさえ積極的に行こうと思わないから。でも流れとしてはいい傾向だと思う。IoTにマッチしないようなものでも、導入することで新しい世界が開ける。他の分野でも、こういう流れが広がっていくといいね。
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