イケイケパワーに圧倒された!
お気に入りのアーティストが、近いうちにニューアルバムをリリースする予定。その先駆けとして、シングル曲がリリースされている。
そのアーティストは、マシン・ガン・ケリー。ボクは彼の雰囲気と曲が大好き。なぜなら独特のイケイケパワーを全身から放っていて、彼の演奏する姿を見ているだけで元気をもらえるから。
新曲のミュージック・ビデオがリリースされた。これがまたメチャ楽しい。曲も元気が出るんだけれど、様々な姿に変装している彼を見ているだけで笑顔になってしまう。夏バテで元気がないと感じている人は、このビデオを見ると元気が出るよ。その曲は『concert for aliens』というタイトル。
そして同じくイケイケパワーに満ちた人物の自叙伝を読んだ。この人がまたマジですごい!
『ウルフ・オブ・ウォールストリート』上巻 ジョーダン・ベルフォート著という本。
同名のタイトルで映画化されて、ジョーダンをレオナルド・ディカプリオをが演じている。映画を観て最高に面白かったので、原作の自叙伝を読んでみることにした。まだ上巻なんだけれど、やっぱりメチャメチャ面白い。そして映画がかなり現実どおりの脚本になっているのに驚いた。
だけどやっぱり本人のほうがすごい。映画で知っているエピソードでも、本人の口から語られる内容にぶっ飛んでしまう。こんな人が本当にいたのかと思うと、自分の世界の狭さを痛感させられてしまう。
タイトルでもわかるとおり、ジョーダンは株式売買の会社を興してとてつもない金持ちになった。ただし違法行為を重ねた結果であって、最終的には逮捕されてしまう。だけど彼のイケイケパワーに圧倒されることで、その狂乱騒ぎに巻き込まれていく人たちのドラマは面白すぎる。
上巻ではようやくFBIが動き出したところ。だからまだまだイケイケ状態が続いている。彼のドラッグ中毒も酷くて、とにかく苦笑するしかないエピソードばかり。どうしても顔はディカプリオになってしまうけれどねwww
原作でボクがもっとも興味深く思ったのは、スイスの銀行でマネーロンダリングをやる場面。スイスの銀行についてかなり詳しく書かれているので、とても勉強になった。そして悲しい過去の歴史も知った。
第二次世界大戦以前は、スイスの銀行は無記名で口座を持つことができた。だから犯罪者や大金持ちが利用していた。戦争が起きたとき、多くのユダヤ人がナチスに奪われるのを恐れて、スイスの銀行にお金を預けた。ところが無記名ゆえの悲劇が起きる。
大勢のユダヤ人がナチスによって殺された。どうにか生き残った遺族がスイスの銀行に預金の引き出しを申し出ても、無記名の口座なので遺族だと証明することができない。口座番号を知っている本人が故人だと、どうしようもなかったそう。だから多額の預金がそのままになっているらしい。
それゆえ戦後は、身分証明書が必要になった。というわけでジョーダンはある秘策を思いつく。それが結果として彼のアキレス腱になってしまうんだけれどね。近いうちに下巻を読んで、犯罪を濾過したジョーダンのイケイケパワーだけをたっぷりと浴びようと思っている。
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