時代を物語る電話の変遷
先日ある人から手紙が届いた。手紙の内容以上に目が留まったのは連絡先。携帯電話に並べて固定電話の番号が書かれていた。固定電話を手放してから10年以上経つので、一般家庭の連絡先に固定電話があるのを新鮮に感じてしまった。
それで思い出したのがこの記事。
固定電話サービスが2024年に終了も利用は可能。背景と今後を解説
固定電話が2024年に終了するという記事。といっても固定電話が使えなくなるわけじゃない。ボクが子供の頃から使われてきた固定電話は、銅の電話線を通じてNTTの交換機によって通話ができた。そのシステムを廃止するということ。機器の老朽化と時代の変化に合わせる必要があるから。
もし手紙を送ってきた人の使っている固定電話が旧式のものであっても、2024年以降もそのまま使える。固定電話回線が全てIP電話に変更されるとのこと。おそらく一般家庭で固定電話を使っている人の多くは、ネットの契約と同時にIP電話にしているはず。旧来の電話回線を使っている人は少数派だと思う。
この記事に書かれていたけれど、古い回線を使っている人が注意するのは詐欺。固定電話が使えなくなるので、工事が必要ですという詐欺が発生しているそう。我が家のように固定電話を使っている家庭は減りつつあるだろうから、詐欺師もある意味必死だろう。
そういえば祇園の電話はどうなっているんだろう? ボクが祇園の芸舞妓事務所で働いているときは、まだ黒電話を使っていた。そのうえお茶屋さんや置屋さんだけが使える組合電話というものもあった。ボクが働いていた大正時代の建物は最近になって建て替えられている。もしかしたら電話も変わっているかもね。
電話というものは、時代を物語るアイテムだと思う。30代くらいの人なら、物心ついた頃に携帯電話があったはず。ボクの子供時代だと、まだ自宅に固定電話がない人がそこそこいた。今や電話は一人1台の時代だから、半世紀ほどで時代が急激に変化したことを実感している。
そういえばこんな便利なことも始まった。
MNP予約番号はもう不要 ネットで完結する番号ポータビリティ、24日スタート
ボクも過去に経験がある番号ポータビリティ。携帯のキャリアを変更するとき、同じ番号を使うためには元の会社からMNP予約番号を発行してもらわなければいけない。これが意外に面倒で、キャリアを変えられたくない携帯会社の陰謀かと本気で思ったwww
でも今月の24日から予約番号は不要になる。新しい会社と契約する場合でも、同じ番号の使用がネットで完結するようになった。ahamoのように個人がオンラインで手続きできる時代になったから、この変更はとてもいいことだと思う。
とにかく便利になっていくのはいいこと。今や携帯電話と言いつつ、スマートフォンなら電話として使っている時間は限りなくゼロに近い。連絡するのはライン等の方が便利だしね。この先の10年でも、電話というアイテムは想像できない変化を遂げていくんだろうなぁ。
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