偉人を支えた愛すべき人たち
今日の神戸は春を越えて初夏の雰囲気。最高気温は23,1度まで上がった。もしかしたら京都は25度を越えて夏日かも。でもこの陽気はありがたい。昨日から今日にかけて、サボテンの土を替える予定だから。
サボテンは1年に1度鉢植えの土を替えてあげなければいけない。今年はそのうえにかなり大きい植木鉢に変更する。そのために根を乾燥させてあげる必要があって、約24時間ほどは根をむき出しにして外に放置することになる。
だからここ数日の陽気はサボテンたちに負担がかからないだろうと思う。明日の午前中には新しい鉢に、新しい土を入れて植え替えする。我が家のサボテン姫たちが喜んでくれたらいいんだけれど。そのついでに花を見せてほしいなぁ。もう今月で11歳になるんだからね。
さて、コメディタッチなんだけれど、とても泣かせる映画を観た。
2024年 映画#68
『大河への道』という2022年の日本映画。物語は現代劇としてスタートする。千葉県香取市の総務課主任の池本が主人公で、演じているのは中井貴一さん。街おこしの企画を担当することになり、香取市出身の伊能忠敬を主人公のした大河ドラマの企画を発案する。千葉県知事も乗り気になってゴーサインが出た。
ところが脚本を依頼した地元の脚本家が驚くことを発見する。伊能忠敬は日本地図が完成する3年前に死んでいた。けれども幕府からの費用を打ち切られないため、その死を隠したままで弟子たちが地図を完成させている。つまりドラマの主役にならないという結論。
ここから物語は時代劇に変わる。伊能忠敬の死を秘して地図の完成を成功させたのは弟子たちだけれども、幕府との折衝役をしていた高橋景保がいなければ不可能だった。
忠敬の死を知った時、景保はここで地図を諦めるように弟子たちを説得する。そもそもこの段階で幕府はこれ以上費用がかかることを嫌っていたから。もし死を隠して地図を作れば、関わった全員が死罪となってしまう。
ところが弟子たちの強い想いだけでなく、外国勢力の侵略から日本を守るために地図は必要だと確信した景保。必死で嘘をつき続けることで3年後に地図を完成させた。史実としてその地図を見たイギリス人は、日本への侵略を諦めたとのこと。
この映画の基本はコメディ。だからかなり笑わせてもらえた。けれども物語の主題は、伊能忠敬という偉人を支えた人たちの熱い想いを描くこと。だからその努力が実り、将軍との謁見シーンは涙なしに観られなかった。本当に感動的で素敵なドラマだった。
この作品が面白いのは、俳優たちの二役ぶり。先ほどの写真を見ればわかるように、現代劇と時代劇の俳優さんが二役で出演している。
もちろん時代劇の主役である高橋景保という実在の人物を演じたのは中井貴一さん。北川景子さんが演じたエイという人物も実在らしい。松山ケンイチさんの二役も最高に笑わせてもらえた。そして橋爪功さん、西村まさ彦さんの演技にも笑いが止まらなかった。
こうなるとマジで伊能忠敬と弟子たちの物語を大河ドラマで見たくなった。きっと無理だろうけれどね。
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