SOLA TODAY Vol.512
ボクは基本的に人間がチキンなので、他人に迷惑をかけていないか異常なほど気にする。だから誰かと待ち合わせをするとき、絶対に遅刻しないように全力を尽くす。前日から何度もシミュレーションをくり返し、不測の事態をイメージして予定を練り直す。
対照的に、そうしたことに無頓着な人もいる。平気で遅刻する人を非難する気持ちはないけれど、えてしてそういう人は遅刻をくり返すことが多い。約束の時間を守る人と守らない人について、ここ数日ネットで話題になっていた漫画がある。
約束の時間を守る人と守らない人 対照的なケースをすっきりと比べた漫画が話題に
Twitterでも見たけれど、まとめを見直していると、よくできた漫画だと思う。この記事から抜粋させてもらう。
まずは時間を守れる人。
ボクはまさにこのタイプ。ここに書かれている吹き出しは、ボクが誰かと約束をしたときに考えていること。自分が遅刻をするくらいなら、早く行って待っているほうが安心できる人間なんだよね。
では約束の時間が守れない人はどうなのか?
なるほどねぇ。うまくまとめられていると思う。約束の時間を守らない人は、約束の時間に到着すればいいと思っている。だからトラブルがあったときは、確実に遅刻することになる。約束に対してルーズなわけではなく、ある種の想像力が欠如しているような気がする。
もっとも問題なのは、『遅れたら謝ろう』という気持ちだと思う。この記事にも書かれているけれど、そこに『甘え』が存在している。遅刻することが、相手の時間を奪っているという感覚を持てないんだろうね。
それは究極的に言うと、他者への想像力が欠如している、ということ。自分のことばかり考えていて、自分の行動が他人にどういう影響を与えるのか想像できない。でも悪気がないだけに、怒れないんだよね。
そういえば幻冬舎の社長である見城さんが、こんなことを言っていた。「他者への想像力を育てたかったら、恋愛をするべきだ」と。
たしかにそうだと思う。恋愛というのは、いかに相手の気持ちに気がつくかどうかだものね。もし異性と交際してもうまくいかない人は、他者への想像力を育てきれていないのかもしれない。きっとこういう人は、遅刻が多いのじゃないかな?
ボクの年代になってくると、時間がどれほど貴重なものか実感してくる。なぜなら人生の終わりが見え隠れしているから。おそらく死の淵をさまようほどの病気や怪我を経験した人も、時間の大切さを感じていると思う。
約束をしていても、不可抗力でどうしようもないことがある。だけどできる限り、約束の時間を守るようにしたいと思う。それは文章を書くうえで、締め切りを守るのも同じこと。仕事の納期も時間の約束だからね。
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