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高羽そらさんインタビュー

メガネを外すと視野が広がる

少し蒸し暑さは残っていますが、涼しい風がずっと吹いています。過ごしやすいので、勉強もはかどっています。お昼の天気予報を見ていますと、明日の夜からは一気に秋めいてくるとのこと。ちょっとウキウキしてきました。

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先ほど撮影した大阪方面の写真ですが、雲も秋の気配ですね。スマホで普通に撮影するとこの程度ですが、実際にバルコニーに立つともっと視界が開けています。私は普段からメガネをかけていますので、メガネを外すとさらに視野が広がります。

ただ残念なのは、かなりの近視ですので世界がぼやけていることですね。だから視力のいい人は、私からしたら羨ましいです。私は遠くのものを見ようとしても、どうしてもメガネという限られた範囲からしが情報を受け取れないのですからね。

そんなことを考えていて、あることが頭に浮かびました。私たち人間は「自我」という、かなり癖のある強力なメガネをかけて世界を見ています。しかし、もしそのメガネを取り去ったとしたら……。今まで見えていなかった世界が、私たちに見えてくるのではないでしょうか?

そうした「自我」のメガネを外す方法として、自分の思考や感情を客観的に見るという方法があります。これが体系化されたものが瞑想です。次々とやってくる思考や感情と自分と同一化することなく、それをありのままに感じて見つめる。そうしているとそれらは自然に消えていきます。

ところがこうした感情を客観的に見ることをしていると、無感動な人間になってしまうのではと心配するかもしれません。感情を感じることなく、全てにおいて無気力で無関心になってしまうのではと……。しかし感情を客観的に見るということは、それらを抑圧することではありません。それは大きな誤解です。

怒りや悲しみの感情を目一杯感じることが大切です。けれどもそれらと自分を同一化しないことが客観的であることです。そうすることで私たちの「自我」のメガネを外すことができます。そのメガネから見えていた怒りや悲しみの本質が、視野が広がることで見えてくるのです。それは今までの私たちを超えて、トランスパーソナル的な、より鮮やかでエネルギッシュな新しい感情の世界へ誘うものだと思います。

先日自動運転の車から手を放すという例えを書きました。思考や感情を手放す勇気のことですね。それは全てが必然だと理解することで持てる勇気だと書きました。これだって考えようによっては、全てが決まっているのならつまらないという気持ちを持つかもしれません。

ところがハンドルというのは「自我」の象徴です。「自我」が望む方向へコントロールしようと必死になることで、周囲の景色を見る余裕がありません。どれだけ美しい風景や感動する世界が見えていても、ハンドルの操作に必死になっていては見えないのです。

ところがありのままを受け入れて周囲の景色を眺めると、今まで気づかなかった世界が見えてきます。ハンドルを手放すことは、「自我」のメガネを外すことと似ています。制限された狭い「自我」の視野や思考を手放すことで、私たちは今まで知り得なかった世界を知っていくのだと思います。

『夢で会える 体外離脱入門』は在庫僅少ですので、お求めの方はハート出版さんや書店に問い合わせてください。Amazonでの注文はこちらです。

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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