諦める力
一日雨が降ったりやんだりの神戸ですが、京都では1時間に80ミリ以上の大雨が降ったとのこと。それでも着々と五山の送り火が準備されているようですね。Uターンラッシュのニュースなどを見ていると、ますます夏が終盤に近づいてきたような気がします。
私は相変わらずインプットの日々なのですが、午後に少し昼寝をしました。そのときウトウトしていると、全く初めて聞いた言語で話しかけられていました。声の印象では12〜3歳の女性のようですが、全く意味が聞き取れません。
ところが驚いたことに、私の口もその同じ言語で勝手に返事をしているのです。どうやら何かのコミュニケーションを取っていたようで、自分でも笑い出すくらいにビックリしました。先日妻が見ていたときと同じ状態だったのかもしれませんね。
残念ながら妻は気づかなかったので、動画を撮影してもらうことはできませんでした。いつか機会があったら撮影してもらって、検証してみたいと思います。しかし一体何をしているのでしょうね〜〜 『ゼロの物語』のエリュシオンの言葉かなぁ?
この写真は昨日図書館から借りてきて、眠る前までに一気に読了した本です。『諦める力』為末大 著という本です。
為末さんは御存知の通り、400メートルハードルの世界選手権で銅メダルを取ったことのある陸上選手で、オリンピックにも3度出場されています。2012年に引退されましたが、様々な方面で活躍されています。
「諦める」という言葉だけではネガティブ印象を感じますが、為末さんは自分の人生を有意義にするための積極的な諦めについて語られています。「諦」という文字には「断念する」という意味よりも、「あきらかにする」「つまびらかにする」という意味が先行して辞書に記されているそうです。そして「悟り」という意味もあるとのこと。
為末さんが書かれている「諦め」は、そこで「終わる」とか「逃げる」ということではありません。
「自分の才能や能力、置かれた状況などを明らかにしてよく理解し、今、この瞬間にある自分の姿を悟る」という意味で書かれています。その通り、アスリートとしての経験から語られているので、とても興味深く読み進むことができました。
アスリートだったので仕方ないと思いますが、「勝ち負け」にこだわっておられる印象を強く感じました。その部分に関しては私は違和感を持っています。でも全体的に経験者が語る言葉としてとても参考になりました。アスリートの引き際に関しても、その思いが切実に伝わってきました。率直で清々しい本だったと思います。
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