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高羽そらさんインタビュー

メチャ気になる Vol.57

夏が近づいて気温が上がってくると、なんとなくやる気を失くすことがあります。特に6月は祝日がない月です。つまらないなぁ、と感じる方が多いのではないでしょうか? そんなことを考えているときに、このような記事を見つけました。

 

中年男性の7割が「人生つまらない」…「普通の人生」に潰され、家族のためにひたすら働く

 

35歳から49歳の男性にとったアンケートの結果です。普段の生活がつまらない、と感じることが増えていると答えた人が72%に達したという記事です。

 

この年代を『中年』と呼ぶことに、50代半ばの私はちょっとショックを受けています。私から見たら若手で、まだまだ働き盛りの時代だと思っていますから。自分が年齢を重ねていることに気づかないものですね。

 

それにしても寂しい結果です。同時に理解できる内容でもあります。

 

人生限りある命だから、今日が最後の日だと思って全力で生きるべきだ! そう言うのは簡単ですが、言われた人間の心には響かないものです。自分で実感しなければ、そうした日々を送ることはできないと思います。なぜなら、私もこの年代の頃には同じように考えていましたから。

 

この記事にあるように、生活のために収入が必要です。好きなことを仕事にしたいと思いつつ、現実的な道を選択します。私も決まった時間に決まった場所へ出勤して、自分の時間を切り売りする生活を続けていました。

 

つまらないと思う理由はいろいろあるでしょう。最大の理由は、本当にやりたいことをやっていないことですね。夢があったり、理想とする生き方を心に抱いていても、現実は厳しい。とりあえず生きる糧が必要なのは事実です。

 

別の理由としては、何となく未来が見えているからでしょう。今の会社で勤続年数を重ねて、やがて定年を迎える。その段階で住宅ローンが残っていれば、嘱託勤務や転職を考えなければいけない。年金で悠々自適に暮らすなんて夢のまた夢。先が見えて冒険がない未来は、つまらなく思えるものです。

 

でも同じアンケートを、サラリーマンではなく起業家やアーティスト等、自分のやりたいことをやっている人にやってみると違った結果が出るのは想像できますね。おそらくほとんどの人が、つまらないとは思っていないでしょう。

 

もちろん夢を叶えて成功していると感じる人が、つまらないと思うはずありません。でも夢が叶っていなくても、日々苦労の連続でも、やりたいことをやっている人は、つまらないという言葉が出てこないように思います。なぜなら必死だからです。死に物狂いだからです。

 

先日、ある記事をネットで読みました。漫画家として食っていける人とそうでない人の違いを、プロの漫画家たちが対談していた内容でした。食っていける人が持っていて、食っていけない人が持っていないもの。それは『恐怖』だそうです。

 

自分がいつ売れなくなるかもしれない。いつ干されるかもしれない。来月は収入がゼロになるかもしれない。そうした『恐怖』を自覚して向き合っている人は、止まることをしません。つまらないなんて考えている余裕がないのです。そうしなければ生きていけないのですから。

 

つまらないと感じることが増えたと答えた人は、現状の生活がとりあえず続くであろう、という思い込みあるからだと思います。まだどこかに余裕があるのですよね。今日の仕事の結果次第では明日クビになるかもしれない。そんな状況なら、つまらないと考えている暇なんてありません。

 

でもこれからの社会は、普通なんて約束されていません。それは幻想です。機械やAIに仕事を奪われ、いつ失業するかわかりません。時代はものすごいスピートで進んでいます。数年先を予想することなんて、誰にもできません。つまらないと感じている場合じゃないのです。

 

これは人生でも同じですね。人間はいつか死にます。でもこのアンケートの年代の人は、まだ死を身近に感じていない人がほとんどでしょう。わかってはいても、見ないようにしているのが現実です。でも自分が明日も生きているという保証は、誰にも存在しません。そんなもの幻想です。

 

結局、自分の置かれた現実に気付くかどうかだと思います。ありのままの現実を直視したとき、つまらないという言葉が出てくるとは思えません。日々の1分1秒がかけがえのないものに感じます。今日が最後の日だと思えば、自分が後悔することのないよう生きようとするはずです。

 

私もつまらないと感じて過ごしてきた時代があったからこそ、今は日々を全力で生きようとしています。ですからつまらないと感じる経験は必要なのでしょうね。それゆえ私の口から、もっとしっかりせい! なんて言葉は出てきません。これは自分の経験として気づいていくものでしょうからね。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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