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高羽そらさんインタビュー

SOLA TODAY Vol.782

 先入観は事実を歪曲することが多い。

 

そしてそれは誤解を生み、人間同士の理解を阻害することになってしまう。

 

注意しなければいけないのは、情報の発信者による先入観を植え付けられること。意識せずに情報に接することで、他人の前提を自分のものとして受け入れてしまう。するとそのあとに続く情報に関して、他人の意見を自分のものとして取り入れてしまう。

 

そんなことを感じる記事を読んだ。

 

フランス人の「朝・昼・夕食」が日本とここまで違う理由

 

タイトルに惹かれて読み始めたが、すぐに???となった。

 

日本人とフランス人の食生活のちがいを書いた記事だけれど、前提に違和感を持った。

 

『フランスでの食事は、大きなお皿にトリュフやこってりしたソースがかかった料理が美しく盛られているイメージだ』という前提で始まる。だけど現実のフランス人の食事は質素で、イメージとちがうという構成。

 

何も考えずに読んでしまうと、誰もがそういうイメージを持っているように思ってしまう。その前提を受け入れてしまうので、続く文章にうなずくことになる。

 

でも疑い深いボクは、最初の前提で引っかかってしまった。フランス人だからと言って、日常的に豪華な食事をしているイメージなんて、これっぽっちもない。文化のちがいがあっても、家庭料理のレベルなんて似たり寄ったりだろう。

 

だからボクはこの記事を読むと、フランスの人たちの食生活が普通にしか思えなかった。バゲットとお米という主食のちがいがあるだけで、この記事で紹介されているフランス人とボクの食生活はさほど変わらない。逆にこの記事の著者は、普段はどんな食生活をしているのか不思議に思った。

 

この記事がまちがいだと言っているわけじゃない。前提のイメージは著者のものであって、その人にとっては厳然たる事実だろう。だけど著者が変われば、同じテーマでもちがう内容になるはず。

 

情報に接するとき、それは発信者の主観であることを意識するべき。でないと自分が持っている先入観を上書きされて、他人の意見を自分のものだと錯覚してしまう。洗脳というのは、実はそういう部分から始まっていく。

 

誰かの意見を目にするとき、自分の頭を使って考えることを併行していくべき。そのうえで納得できることであれば、脳に蓄積している情報を刷新すればいい。

 

ただ漫然と情報を摂取していると、他人の意見に振り回されてしまうことになる。自分の頭を使って考える習慣をつけないと、悪質な新興宗教の信者になったり、詐欺被害に遭うことになると思うよ。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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