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高羽そらさんインタビュー

人の恨みは簡単に消えない

昨日、東京で中学生の飛び降りが2件もあった。新学期が始まったことで自殺したのかも。

 

夏休み明けのこの時期になると、自殺を思いとどまってほしいという声や、無理して学校に行かないようにという声がネットで流れる。それぞれの子供に事情があると思うけれど、その多くはいじめが原因だと想像できる。

 

学校の教育制度の是非は置いておいて、いじめている人間は加害者であるにも関わらず堂々と学校に出て、被害者であるいじめられている子供は学校に行けなくなったり、ひどい場合は自ら命を絶ってしまう。こんな理不尽なことってあるだろうか!

 

人間の『恨み』の深さを甘くみてはいけない。学校から離れて時間を置いたからといって、そう簡単に消えるものじゃない。

 

53年前のいじめ加害者を同窓会で殺害した69歳の男「気持ちはわかる」「誰も救われない」の声

 

これは日本ではなくタイの出来事。高校の同窓生が53年ぶりに同窓会を開いた。なつかしい仲間が集まって和気あいあいと宴会が始まったとき、言い争う声が聞こえた。それは高校生時代にいじめを受けていた男性が、その相手に対して謝罪を要求する言葉だった。二人はすでに69歳になっている。

 

ところが謝罪を要求された男性は、いじめをやった覚えがないと答えて謝罪を断った。その直後、いじめを受けていた男性は銃を持ち出して相手を撃ち殺したそう。そのまま逃走して、まだ捕まっていないという記事だった。

 

高校生時代の事実がどうなのかはわからない。もしかしたらいじめを受けたと主張している人が、何らかの被害妄想におちいっている可能性もあるだろう。ただ一般的な見方として、こうした図式というのはひんぱんに起きていると思う。

 

いじめた人間は、その行為をさほど記憶していない。相手がどれだけ苦しんで辛い思いをしていたかなんて想像もしない。だから罪悪感を持たないし、謝罪をするという気持ちにもなれない。よほど陰湿な人間でない限り、軽い気持ちでいじめ行為に走っている人が多いと思う。

 

だけどいじめられた人間にとっては、その苦痛がそう簡単に消えることはないんだと思う。ましてや相手が軽い気持ちでいればいるほど、その恨みはより激しくなるはず。殺人を犯したこの男性に対して、同情的な声があるのはわかるような気がする。

 

もちろん人を殺すのはよくない。逃げた男性はその罪を償うべきだろう。だけどこの記事のような事件は、もっと拡散してもいいように思う。特に他人をいじめることに関わっている人にこそ知ってほしい。

 

人間の恨みを甘く見てはいけない。そのことを真剣に感じてほしいと願う。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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