環境問題と同じくらい大切
グレタという少女に対して、ネットでは賛否両論が飛び交っている。彼女がどうであれ、環境問題を議論の場に引き出した功績は認めるべきだと思う。
人間がこれからも存続していくために、環境問題について話し合うことは大切。でもそれと同じくらい取り組むべき問題がある。
それは食品廃棄。
食品、こんなに捨てられてるの…?廃棄を半減するため、立ち上がった会社がある
この食品廃棄という問題は、ボクにすれば環境問題よりも気になっている。食べ物を捨てることを極端に嫌うボクにとって、我慢できないほどイラつく問題。
断捨離関連の番組を見ていると、部屋の散らかり以上に冷蔵庫の中身が気になって仕方ない。干からびた野菜や消費期限がとっくに切れた食品を見ていると、その家の住人を殴ってやりたくなる。食べ物を粗末に扱う人間は、重罪に処すべきだとマジで思う。
ボクだって安い食品を買って冷凍保存をしている。だけど食品を無駄にして捨てた記憶なんて覚えている限りない。つい先日、購入した柿の渋抜きの不良品があって、さすがにそれは処分した。せいぜいその程度。
外食してどれだけマズくても、ボクは絶対に残さない。それがゴミになるのが嫌だから。このリンク先の記事を読むと、食品廃棄の実態が悲しすぎて涙が出そうになる。
1年で捨てられる食品は世界全体で13億トン。これは想像を超えている。わかりやすく言えば、食品生産の3分の1が捨てられていることになる。日本では2759万トンで、食べられるのに捨てている「食品ロス」は年間で634万トン。国民一人当たりにして、50キログラムも捨てていることになる。
この数字を見たら絶望しそうになるけれど、この記事によると少しは光明が見える。アメリカのシンクタンクが呼びかけて、食品廃棄を削減するプロジェクトを立ち上げた。世界中の食品関連企業に呼びかけている。目標は2030年に食品廃棄を半減すること。
海外ではIKEAやウォルマートが参加していて、日本ではイオンがそのプロジェクトに参加している。そしてそのイオンとともに取り組んでいく企業として、味の素、ヤマザキ、ニチレイ、日清食品、森永乳業等の大企業が参加している。
食品廃棄というのは食べる段階だけでなく、商品の加工過程で出るものも多い。だから小売のイオンだけでは限界があるので、食品メーカーが参加することで『半減』という目標は現実味を持ってくると思う。
いまや小売の比重を多く占めているコンビニの参加も期待したい。毎年節分になると、廃棄される巻き寿司にウンザリさせられるからね。もちろん今月のクリスマスケーキも同じ。できる限り廃棄処分が少なくなるような生産体制をとって欲しいと願っている。
とにかくボクたちができることは、家庭で食品廃棄を極力出さないこと。調理の過程で捨てるものは出てくるけれど、できるだけ食べるようにしたい。そして最も避けるべきことは、無駄に買いすぎて放置すること。それを防ぐだけでも食品廃棄を減らすことに貢献できると思う。
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