食後の別腹は事実らしい
夕食を取ったあと、テレビ番組を見ていて食欲が喚起されることがある。お腹いっぱいのはずなのに、好物や美味しそうな食べ物が紹介されていると、目の前にあれば食べられると思ってしまう。
よく例に出されるのは、食後のデザート。メイン料理を食べきれずに残していても、「デザートは別腹」といってパクパク食べる人がいる。
その『別腹』というのは、思い込みでも気のせいでもなく、本当に起きる現象らしい。
食欲というものが、摂食中枢と満腹中枢によってコントロールされているのは知られている。それらは脳の視床下部から分泌される物質によって影響される。
胃が空っぽになれば摂食中枢が働いて食欲を刺激する。そして胃が食べ物で満たされると、満腹中枢によって食欲を抑える。血液中の血糖値なんかも影響しているというのを聞いたこともある。
だから通常は満腹になれば、何も食べられないはず。ところが人間の脳は不思議。
メインの料理とまったくちがうものや、好物の食べ物、あるいはデザートのような目先が変わる食べ物を目にすると、急に摂食中枢が機能するらしい。あわてて胃のなかの食べ物を消化して、好みのメニューが入る余地を胃に作ってしまう。
つまり気のせいで食べられるのではなく、「別腹』は物理的に存在する現象とのこと。
たまに大食いタレントの人たちを見かけるけれど、あの人たちの食べる量は常軌を逸している。もしかしたら摂食中枢が暴走することで、常に『別腹」を作り続けているのではないだろうか?
ただし『別腹」という現象は、医者にすれば好ましいものではないそう。「別腹』だからといって、カロリーが別の場所へ消えてしまうわけじゃない。食べた分量は消化吸収されるので、肥満の原因となるのは避けららない。
好物を食べることで脳からドーパミンが出て快感を覚える。だからある種の依存症のような状態になってしまう可能性もあるそう。別腹で食べられるからといって過食を続けていると、最終的には後悔することになるんだろうね。
だけど大食いタレントの人たちって、スリムな人が多いよな。あれだけ食べるのに、なぜ太らないんだろう?
むしろそのことのほうが気になる。あの大量の食べ物はどこにいくの? 腸がメビウスの輪のようにねじれていて、どこか異次元に消えているんだったりしてねwww
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