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高羽そらさんインタビュー

宇宙電力という新しい利権

来週になると東北の震災から10年を迎える。テレビ番組やネットでも震災を振り返る内容が増えてきた。多くの人命と引き換えに、日本が考えるべきさまざまな課題を提供してくれた災害だと思う。

 

なかでも最重要課題はエネルギー問題。原発の事故によって、電力の確保について議論が必要となった。原発を廃止するならば、現状においては火力発電に頼るしかない。でもその対応に限界があることは、真夏の電力不足で明らかとなっている。

 

未来のエネルギー問題を考えた場合、目を向けるべきなのは宇宙かもしれない。

 

宇宙でエネルギーを集める太陽光パネル、将来は地球各地に電力供給か

 

アメリカ国防総省の研究チームが、宇宙空間における太陽パネル実験に成功したという記事。ピザの箱ほどの大きさのパネルで、発電することを確認したそう。

 

宇宙は大気がないので、太陽光エネルギーをストレートに利用できる。それゆえ数十枚のパネルを重ねることで、世界各地の電力を賄うことが可能となる。地球に電力を送るのはマイクロ波を使う。

 

地球上で電力を受信したい場所から、アンテナを使ってパイロット信号を送る。それを受けて宇宙からマイクロ波が照射される。実用化には多額の費用と時間が必要で、いますぐ実現できる状況でないらしい。ただし理論的には完成しているので、まったくの夢物語ではない。

 

成功すれば世界的なエネルギー問題の解決につながる。パイロット信号を出せる施設があれば、どの地域にも電力供給が可能。まさに革命的な技術になるのは必至だろう。ただし問題はある。

 

電気はタダじゃない。つまり早い者勝ちの世界だから、最初に開発した国家や組織がその利を得ることになる。莫大な利権が絡んでくるので、世界中の政財界を巻き込んだグローバルなプロジェクトになるはず。

 

そのチームに所属できない国は、必要な電力を得るために国家予算に影響を及ぼすほどの利用料が必要になるかも。どの国、どの企業が一番乗りするかによって、その後の運営が大きく変わってくる。

 

さらに警戒されるのが太陽光パネルへの攻撃や、システムへのハッキング。運営組織と敵対する国家や、テロリストたちのターゲットになるのは目に見えている。そうしたことへの対応を考えるならば、実用化への道はさらに遠くなるような気がする。

 

とりあえず日本としては、実験に成功したアメリカに追随するしかないよね。できれば技術的なプロジェクトに参画したり、最低でも資金提供するような関わりを持っていかないと、実用化されたときに泣きを見ることになりかねない。さて、いまの政府はどのように考えているんだろう?

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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