高羽そらさんインタビュー

ホラー映画がぶっ飛ぶ恐怖

ボクはホラー小説が大好き。だからスティーブン・キングの著作の全制覇を目指している。だけどホラー映画はちょっと苦手。文字とちがって映像は直接的なので心のコントロールが追いつかないから。

 

おそらくホラー映画がトラウマとなったのは、中学生のときに映画館で観た『サスペリア』だろうな。スティーブン・キングの作品は、異次元の怪物や吸血鬼が登場する映画なら大丈夫。いまもAppleテレビで『リーシーの物語』のドラマ配信を楽しんでいる。

 

だけど彼の作品でも絶対に観たくないのは『ペット・セメタリー』という作品。これは原作を読んだだけで心底恐震え上がった。この映画は古い作品もあるけれど、2019年に公開されたリメイク作品なんて、映像技術が進化しているだけにシャレにならないほど怖いにちがいない。

 

ところが今日観た映画は、そんなホラー映画の恐怖がぶっ飛ぶ内容だった。それはオカルト的な恐怖ではなく、生理的に耐え難い恐ろしさだから。それも実話だけにその恐怖は半端じゃない。

 

127-Hours-007

 

2021年 映画#103

『127時間』という2010年のアメリカ映画。登山家のアーロン・ラルストンが経験した事故の映画化。本人によると、この映画の冒頭で女性ハイカーと泳いだシーンをのぞいて、ほぼ完璧に事実どおり再現されているそう。そんなことを聞かされたら、余計に怖くなるやんか。

 

この映画が公開されたとき、映画館で失神したり発作を起こす人が出たらしい。そりゃそうだろうなぁ。映画だとわかっていても、その恐怖に共感してしまうだろう。なぜなら人間にとって根源的な恐怖を描いた作品だから。

 

ストーリーはとてもシンプル。アーロンはユタ州のキャニオンランズ国立公園でキャニオリングを楽しんでいた。キャニオリングというのはアウトドアのスポーツようなもので、トレッキングをしながら目的のポイントまで移動するもの。

 

この場所はアーロンにとって子供のころから来ていた自宅の庭のようなもの。道に迷ったハイカーがいても、どんな場所でも案内できる土地勘がある。なのに彼はちょっとして不注意で滑落して右腕を岩に挟まれて動けなくなる。よく来ている場所だから、知人や家族にこの公園に来たことを告げていない。

 

映画のタイトルは、彼がこの場所から抜け出るまでの時間を表している。わずかな水と食料しかない。あらゆる方法を試したけれど、腕はまったく動かせない。最終的には自分の尿を飲んだほど追い詰められていく。死を覚悟して家族に当てたメッセージまでビデオに撮っている。

 

幻覚もひどくて、その様子もうまく編集されて映像化されていた。だけどこんなシーンで映画の観客が失神することはない。そのシーンはラスト近くにやってくる。なんとアーロンは自分の右腕を切り落とした。

 

アウトドアの経験があるので、止血の方法等は身についている。それで出血を抑えられることをたしかめながら、最終的には切断しか方法がないことを知る。この一連のシーンが本当に怖い。身動きできないという動物としての恐怖だけでもガクブルなのに、自分の腕を麻酔なしで切るなんて……。

 

このアーロンを演じたのはジェームズ・フランコ。いや、まじで凄まじい演技だった。ほぼ一人芝居のような状況だからね。この映画でオスカーにノミネートされたのは納得。

 

無事に救助されたときは本当にホッとしたし、映画のラストで実際のアーロンが妻子と一緒に笑顔を見せてくれたのが救いだった。ボクならあきらめてとっくに死んでいるだろうな。とても素晴らしい作品だけれど、血が苦手な人や、映像に感情移入しすぎる人は避けたほうがいい映画だと思う。マジで怖いから。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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