ホテル業界の現状は大変
ゴールデンウィークも終盤になってきた。神戸は明日の午前中まで雨は大丈夫そうなので、行楽地で商売をしている人は今日が追い込み時かも。
ニュースを見ている限り、コロナ前の状況にかなり近づいてきた。大勢の人でごった返す駅や、高速道路の渋滞を久しぶりに映像で見た気がする。コロナで最大の被害を受けたのが観光業界。なかでもホテル業界は大変だったろう。
だけど今年の春からホテル需要はかなり戻りつつある。ただコロナ前の状況とは違う盛り上がりとのこと。
なるほどなぁ、と思う記事だった。ホテル業界は確実に業績を戻しつつある。全国のホテルの稼働率は昨年3月の54.5%に比べて、今年の3月では77.6%と改善している。東京、京都、大阪では80%ほどの稼働率になっているとのこと。
おそらくゴールデンウイークの数字が出れば、さらにホテルの稼働率が上がっていると思う。コロナの規制緩和によって外国人も増えてきたそう。でもコロナ前と大きく違うのは、利用者の多くが日本人らしい。
リンク先の記事によると、海外旅行の需要が伸びていない。コロナ禍で海外の航空会社は大幅なリストラや、機材の売り払いを断行した。まだその痛手が癒えてない状況らしい。そしてウクライナ戦争の影響で燃料費が高騰している。さらに円安も影響して、かなり高額になった海外旅行を控えている人が多いそう。
でも旅行に行きたい。ということで国内旅行に殺到しているのが現状。ホテル業界としては嬉しい限り。ただコロナ禍で人件費の削減を進めたことで、急な客の増加に対応できていないそう。人手が足りないことで、泣く泣く予約を断っているホテルもある。忙しくなればなったで、その反動は大きいみたい。
さらにこんなことまで心配しなくてはいけない。
ホテル備品「パクる人」多すぎ!「テレビ」持ち帰りまで…対策なく現場スタッフは唖然
ホテルの備品を持って帰る人が増えているとのこと。ホテルによっては、アメニティ用品の持ち帰りを認めているところもある。だけど基本的に、それらの備品はホテルの資産。勝手に持って帰るのは窃盗になる。
最近は悪質な持ち帰りが多いそう。ボディソープをボトルごと持って帰るなんてまだマシ。タオル、客室内鏡、靴べら、iPhone充電器、トイレットペーパー、ドライヤー、さらにテレビまで持ち帰るという猛者までいる。こうなると窃盗というレベルを超えて、略奪と言っていい。
観光客が激減するのも困るけれど、増えたら増えたで何かと大変。ホテル業界の仕事は大変だと思う。旅を楽しい思い出にするためには、関わるすべての人の思いやりが必要だと思う。ホテルとしてはサービスの質を向上させることは大事だし、利用者もマナーを守ることは最低条件だと思う。
ブログの更新はFacebookページとTwitterで告知しています。フォローしていただけるとうれしいです。
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。