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高羽そらさんインタビュー

断ち切れない暴力の連鎖

今日の関東はとんでもない暑さとのこと。幸いにも神戸は雲が多く、最高気温も30.8度と過ごしやすい。まぁ、いずれ神戸にも猛暑がやって来るんだろうけれど。

 

今日もThreadsでは『今日の夢体脱』を書いているので、興味のある方はどうぞ。500文字以内なので、体験の雰囲気だけでも感じてもらえたらと思う。

 

さて、急な仕事でバタバタしていたので、簡単に映画の紹介を。ある国の実情を描いた作品。フィクションだとはいえその場所を舞台として選んだのは、同じようなことが起きているからだろう。そう思うとやるせない気持ちになる作品だった。

 

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2023年 映画#104

『ケープタウン』(原題:Zulu)という2013年のフランス・南アフリカ共和国の合作映画。タイトルで分かるように、南アフリカのケープタウンで起きた犯罪事件に立ち向かう刑事たちの姿を描いた作品。かなりエグいシーンが多いので、子供は無理かも。ボクが苦手な『セブン』を彷彿とさせる場面もあるので、暴力シーンが苦手な人はキツイ作品。

 

主演は写真のオーランド・ブルームとフォレスト・ウィテカーの二人。最初は元ラグビー選手の娘が殴り殺された事件の捜査から始まる。やがてそこから派生して、大規模な麻薬がらみの事件に発展していく。

 

アパルトヘイトが過去にあった南アフリカ。その当時、ある科学者が黒人だけを殺す薬物を開発しようとした。アパルトヘイトが廃止された現状においても、その科学者は野望を捨てていなかった。この麻薬は人間を凶暴にして、摂取を継続するとやがて自殺してしまう。

 

オーランド・ブルーム演じるブライアンと、フォレスト・ウィテカー演じる上司のアリはその陰謀を暴く。多発している子供の失踪事件や、複数の殺人事件はその薬物が原因だった。差別主義者の黒幕たちは、真相に近づいた二人の命を狙う。

 

それだけでなくブライアンの元妻も殺されそうになったが、ブライアンが間一髪で命を救った。ところが年老いたアリの母親は殺されてしまう。アリは犯人逮捕よりも復讐に燃えてしまう。犯罪の証拠をつかんだブライアンを無視して、アリは悪党たちを皆殺しにしようとする。

 

断ち切れない暴力の連鎖が、延々と続く物語だった。見た目は解決しても、また次の復讐が始まる。その背景として、アリが幼い頃に受けた人種差別が影響している。おそらく現代の南アフリカでも、過去の人種差別による暴力の連鎖が続いているのは? そんなことを感じさせる恐ろしい作品だった。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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