苦手な人、不愉快な人に会った時
時おり日が射しますが、雲が多くて風が気持ちのいい神戸の朝です。朝の掃除を終えても髪の寝ぐせが取れていないので、涼しいのがわかりますね
昨日は映画を観に行ったついでに図書館で予約していた本を3冊借りてきましたので、今日も気合を入れて勉強です。相変わらず「呪術」の本が含まれていますが、ミューナは少し気配を伺った程度でした。今回の本は変なものが憑いていないと思います!
さて、外出しているといろいろな人に出会います。歩いていても、電車やバスに乗っていても、見知らぬ人たちとの出会いと別れが繰り返されています。全く意識することなくすれ違うだけの人や、こちらが笑顔になるような微笑ましい出会いもあります。でも時々は、苦手な人や不愉快に感じる人にも出会います。
私がよく不愉快に感じるのは、道路にタバコの吸い殻やゴミを捨てたり唾を吐く人。自分の家では絶対しないようなことを、外では平気でやれる人の神経を疑ってしまいます。あるいはマナーを守らずに、並んでいる列に素知らぬ顔で割り込むような人も苦手です。意外と年配の方にそうした人が多いのに驚きます。
犯罪になりかねないようなことで、明らかに誰かに迷惑がかかっているようなときは注意します。でも先ほどのようなことの場合、わざわざ引き留めるのも気が引けますし、注意する間がなかったりすることがほとんどです。あぁ〜と思いながらも、そのまま不愉快な気分でいるだけです。
私たちは「こうあるべきだ」という観念を持っています。それに合致しない人を見かけると、その観念にもとづいて非難したり憤ったりします。そうした観念が私の思い込みの結果に過ぎないことを明確に理解していると、いい気持ちはしなくても不愉快な感情を引きずることはないでしょう。
ところが、なかなかそうはいきません。心のどこかで批判する気持ちが抜けず、スッキリしないことがあります。昨日映画の帰りに妻と電車で話しているとき、そんな不愉快な気分を吹き飛ばす方法を見つけました。以前にも二人で話したこともあるのですが、あらためて意識してみると効果抜群でした。
ジブリの映画で「平成狸合戦ぽんぽこ』という作品をご存知でしょうか? 狸たちが主人公のアニメですが、人間に化ける練習をする狸たちのシーンが大好きです。化けるのに疲れてくると目の下にクマができて、ドリンク剤を飲むと復活します!
私は動物が大好きです。そんな不愉快な人たちが、その映画のように犬や猫が変身したものだと想像してみました。不思議なことに、そう思うと不愉快に感じないのです。むしろ、「いいよ、いいよ、よくルールがわからないから仕方ないよね」という気持ちになります。
決して他人を見下しているのではないですよ。受け入れられない行為に対して非難する気持ちから一歩引いて、そういう人たちの中に存在する愛すべき部分を見つけ出そうとしているのです。それを助けるために、変身しているワンちゃんやニャンコのイメージを利用してみるのです。
自分の持つ観念を手放すことができればベストなのですが、こうした視点の変化もその過程のひとつだと思います。全ての人のなかに存在する愛すべき部分を必ず見つけられます。その人が赤ちゃんのときの姿を想像してもいいですよね。こうして自分の意識を客観的に観て行く技術を身につけたいと思っています。
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