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高羽そらさんインタビュー

メチャ気になる Vol.19

私が幼い頃はスーパーというものがなく、いくつものお店が軒を連ねた商店街や公設市場で食材を調達していました。でも昨今はそうした商店街は形を変えていき、昔のままで残っているところが減りました。その代わりに存在感を示しているのが、大手のスーパーです。

 

私たちの生活は、すっかりそうしたスーパーに依存しています。でも突然それが消えてしまったら……。そんな不安が現実化したニュースを見つけました。

 

大型ショッピングモールが撤退すると残された町はどうなるのか?

 

ウォルマートといえば、アメリカを中心に世界展開している大型のスーパーです。ところが今年の1月になって、アメリカだけで一斉に154店舗が閉鎖されました。人口が多い町の影響は少ないのですが、小さな町は壊滅的なダメージを受けているそうです。

 

ウエスト・バージニア州にあるキンボールでは、街が消滅の危機を迎えています。以前は炭鉱があって、その閉鎖で危機を迎えました。しかしウォルマートが進出したことで雇用が生まれ、住民は生活必需品を購入することができます。従来の小型の個人店舗は消えましたが、それでもなんとか街を維持することができました。

 

ところが突然の撤退発表。ウォルマートが無くなってしまうと、住民の生活を維持できません。それほど一つの店舗に依存していたわけです。今さら消えてしまった個人商店を復活させるのは難しいでしょう。こうしたことが、今のアメリカでは大きな問題になりつつあります。

 

その問題点として、大型スーパーのフードバンクとしての機能が消失してしまうことです。生活用品を購入することができません。

 

さらに店舗が撤退すると、その地域からウォルマートの税収が消えることになります。人口が多い州では問題なくても、小さな州では死活問題になってきます。公務員のレイオフを検討している州も出てきているそうです。

 

それから雇用問題。ウォルマートは地元の住民にとって貴重な雇用機会です。もちろんウォルマートはそのことを考慮していて、他店での就労を斡旋しています。ところが現実問題として、遠く離れた州まで通勤することは難しい。ですから全員が雇用を保障されているわけではないのです。

 

この問題は、決してアメリカだけのことではないような気がします。私がかつて住んでいた京都府の向日市。その駅前に昔は「ニチイ」、そして「サティ」と名を変え、最近では「イオン」になった大型店舗があります。

 

ところが隣町に新しいイオンモールができた影響を受けています。昨年の秋に電車で駅を通り過ぎる時、解体されているのが見えました。私も妻も思い出の多い場所ですから、かなりショックでした。規模を小さくした新しい店舗が建つそうですが、以前の賑わいを取り戻すのは無理でしょう。町全体が意気消沈しているのを感じてしまいました。

 

それでもまだ京都市内に隣接している地域ですから、それほど大きな問題ではありません。地方に行くと、イオンモールのような郊外型店舗をよく見かけます。おそらく既存の個人商店を食い尽くした結果、今では住民の憩いの場となっているのでしょう。

 

しかし、もしイオンが撤退したら。都会から離れた地方では、この記事のような状態に陥ってしまうのではないでしょうか。大きな企業だから撤退などありえない、というのは幻想です。営利企業である以上、採算が取れないと判断したら英断を下すでしょう。

 

これって、まるでウイルスのようです。知らない間に侵入してきて、既存のものを破壊してしまう。そして肉体がその状態に依存したとたん、自らの消失と共に宿主の命まで奪ってしまう。遠いアメリカの記事ですが、人ごとでないないものを感じました。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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