メチャ気になる Vol.54
科学が発達して機械が進化してくると、より有機体に近づくのではと思っています。そう感じさせる記事をネットで読みました。
アメリカのコロンビア大学で開発されたレンズは、自由自在に曲げることができるそうです。透明のシートにたくさんの突起がついているという形状で、曲げることで画角が広がります。まだ試作段階ですが、その試験映像もこの記事で紹介されています。
私はすぐに昆虫の複眼をイメージしました。このレンズなら360度を一度に捉えることが可能です。様々な場所に応用できそうです。この記事でも触れられていますが、車の周囲に取り付けてセンサーにつなげることで、より安全性の高い自動運転車を生み出せると思います。人間の視覚で360度を知覚して判断を下すのは不可能ですものね。
電柱やカーブミラーに取り付けることで、防犯カメラとしても有効でしょう。人間にカメラを意識させることなく、広範囲を監視することができます。最近は「曲がるディスプレイ」もすでに発表されていますから、グニャグニャに折り曲げることのできるカメラ付きのパソコンやスマホが登場するかもしれません。まるでスパイ映画の世界です。
でも最大の効果を上げそうなのは、やはり防犯カメラだと思います。この記事を読んで映画の『イーグルアイ』という作品を思い出しました。AIが街の機能をすべて支配していて、交通信号等も自由に操作します。最終的にAIの判断でアメリカの大統領等や閣僚を殺そうとする映画です。
まるで夢物語のようですが、その世界が現実として近づいているかもしれません。先日私のブログで触れたNHKスペシャルで紹介されていました。シンガポールでは交通網にAIを利用しています。渋滞の傾向をAIが察知すると、その箇所の青信号を長めに表示させて渋滞を緩和させています。AIが自分で判断しているのです。まさに『イーグルアイ』の世界だと思いました。
個人のプライバシーどうのこうのと言う人がいますが、私は防犯カメラには賛成です。公共の場所では積極的に取り付けるべきだと思いますし、自動車のドライブレコーダーも義務化するべきだと思っています。犯罪の抑止力になりますし、事故が起きた際における過失割合の判断もスムーズに行えます。
もちろん盗撮等の犯罪に対する予防策は必要でしょう。いまだにスマホで女性を盗撮しているアホがいますからね。あるいは陰謀論を支持する人は、政府が国民を監視することに利用すると反対するかもしれません。実際にあり得るかもしれませんが、私はあまり気にしていません。包丁で美味しい料理を作ることができれば、人を殺すこともできます。どのような物でも、悪用する人間は出てくるでしょう。
それでもこうした技術を駆使することで、より住みよい社会を作っていくことができるはずです。またそうでなければ、科学が発達していく意味がありません。技術を平和利用できるかどうかで、人類が存在する価値があるかを試されているように思います。技術によって生活を平和で豊かにすることで、人類自らが存在価値のあることを証明していかなければならないと思います。とてもユニークなレンズですが、未来に向けて大きな可能性を持っているように感じました。
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