引き寄せ合うDNA
今朝までは乾燥注意報が出ていた神戸。ところがお昼前後から湿った暖かい風が吹き荒れています。どうやら台風12号の影響らしく、湿度の上昇とともに乾燥注意報は解除されました。じっとりと蒸し暑い土曜日です。
それでも秋は近づいています。昨日の散歩中に紫式部を見つけました。綺麗に色づいてきましたね。九州は大雨が降っているようですし、台風の進路によっては近畿にも近づきそうです。ここ数日は天気予報をマメに確認しなければいけませんね。
今日も素粒子物理論の本を読みつつ、映画も観ました。何度も見ている作品ですが、好きな映画は何度見ても飽きません。
『ミッション・トゥ・マーズ』という2000年に公開されたアメリカのSF映画です。映画の舞台は2020年ですが、今から思えばすぐ先ですね(笑)
この映画は賛否がくっきりと分かれる作品です。わたしのように好きだという人と、まったくつまらないという人に分かれるようで、中間的な意見の人が少ないようです。確かにSF映画としては突っ込みどころはたくさんあります。でもわたしはそれを差し引いても、この映画が大好きです。その理由はキャスト。
主演はゲイリー・シニーズ。そしてドン・チードル、ティム・ロビンス、コニー・ニールセン、ジェリー・オコンネルという素敵な俳優さんが脇を固めています。これらの俳優さんの演技を見ているだけで、お得感のある映画です。16年前ですが、みんな若い。
初めて有人探査に成功した火星で、トラブルが起きます。4人のうち3人が死亡、残った1人を救うために救援隊が向かいます。そこで地球に生命の起源をもたらした火星人と遭遇するという話です。ゲイリーが演じたジムは、そのまま火星人とともにはるか遠い銀河に旅立っていきます。宇宙人とジムを引き寄せたのは、両者に共通するDNAでした。
まだ観たことがない方は、一見の価値がありますよ。とにかく映像が素晴らしい。『E.T』や『未知との遭遇』が好きな人なら楽しめる映画です。ゲイリーも『アポロ13』では地球に居残ってトム・ハンクスを助ける役でしたが、この映画では自ら宇宙に乗り込んでいます。『身代金』や『スネーク・アイズ』で見せた悪役のゲイリーではなく、亡くした妻を愛し、彼女の思いを遂げようとする宇宙飛行士として活躍します。『CSIニューヨーク』の時のゲイリーに近いイメージですね。
ドン・チードルは相変わらず安定感のある演技ですし、ティム・ロビンスはさすがの存在感を見せています。そしてわたしの大好きな女優さんであるコニー・ニールセン。ちょっぴり色気のある強い女性を演じさせたら抜群です。この映画でも科学者として、そして宇宙飛行士としての強さを見せてくれました。
ちなみにコニーの最高の映画は『閉ざされた森』という作品です。ジョン・トラボルタと共演したサスペンス映画ですが、軍の犯罪を暴くため、この二人が大活躍します。さらにこの映画のサミュエル・L・ジャクソンが最高! ラストのどんでん返しを知っていても、何度も観たくなる映画です。
話は逸れましたが、この映画の監督のブライアン・デ・パルマの先品は、振り返るとわたしはよく観ています。
『キャリー』『スカーフェイス』『アンタッチャブル』『スネーク・アイズ』『ミッション・インポッシブル』
ざっと挙げてもこれだけの作品が出てきます。『スネーク・アイズ』のニコラス・ケイジとゲイリー・シニーズのやり取りは最高でしたものね。『アンタッチャブル』の若々しいケヴィン・コスナーと見事なアル・カポネを演じたロバート・デ・ニーロはいまだに強く印象に残っています。
この監督にとって『ミッション・トゥ・マーズ』は酷評されてハリウッドから追われる原因となった映画です。わたしは好きなんだけれどなぁ。『キャリー』だって見事なホラー作品です。ちょっとB級の匂いがしますが、いい監督だと思っています。もう75歳になられていますから、最後の一発ドカンと世界を驚かすような映画を作って欲しいですね。
最新刊の『永遠なる玉響 上巻』はBOOK☆WALKERのみでの販売です。こちらから購入できます。
『ゼロの物語』3部作は電子書籍のみの販売となりますので、こちらのホームページから販売サイトに行ってくださいね。
『STORY OF ZERO BOOK Ⅰ 〜ENCOUNTER〜』は全世界のAmazonで配信中です。日本のAmazonはこちらです。
『夢で会える 体外離脱入門』は在庫僅少ですので、お求めの方はハート出版さんや書店に問い合わせてください。Amazonでの注文はこちらです。