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高羽そらさんインタビュー

SOLA TODAY Vol.613

学生時代、前後期の試験が終わった日に学科の友人たちと連れ立って行く場所があった。それは焼肉の食べ放題。

 

おそらく輸入肉だと思うけれど、1000円ほどで好きなだけ肉が食べられる。フルーツ好きの友人なんか、店にあったパイナップルをすべて食べ尽くしたこともある。20歳前後の野郎たちにとって、そこは天国のような場所だった。

 

だけど50代になると、もっとも避けているのが食べ放題の店。ホテルのバイキングなんかだと、たしかに美味しいし、いい食材を使っていたりする。それでも足が向かない。

 

なぜなら、食後がしんどいだけだから。どうしても貧乏性な自分が顔を出して、元を取りたいと思ってしまう。支払った金額以上のものを食べないと、食べ放題の意味がない。そう思うから、無理して食べてしまうことになる。

 

その結果、お腹が膨れすぎるし、気分もよくない。唯一残っているのは、元を取ったという達成感だけ。ところがその最後の砦である達成感が、幻想だったと思い知らされる記事を読んだ。

 

「ランチ食べ放題」で客が元をとれないワケ

 

なんとなく想像はしていたけれど、食べ放題で元を取れる人は、まずいないと思ったほうがいいらしい。飲食店は商売としてやっているわけだから、損を覚悟で料理を作るわけがない。普通の人なら、どれだけ大食いしても元が取れない仕組みになっているとのこと。

 

わかりやすいのドリンクバーであると、この記事で紹介されている。料金が200〜300円だとすると、その原価はせいぜい5円〜15円程度らしい。だから元を取ろうと思えば、20〜30杯を飲まなければいけない。そんなの絶対無理!

 

食べ物に関しても同様らしい。この記事が少しユニークなのは、食材等の原価で見ていないこと。固定費と変動費というコストの構成から考察を進めている。食べ放題というのは、要するに大勢の人間を囲い込むための作戦。

 

つまりそうすることで、変動費のコストを大幅に下げることができる。さらに調理は一律に大量生産するから、人件費等のコストも削減できる。だから大人が3人前の料理を平らげて元を取ったと満足しても、飲食店は余裕で利益が出ている計算になる。

 

客としては、お腹いっぱいになって元を取った、という幻想を持たされているだけ。それこそバラエティー番組に登場する大食いチャンピオンのような人でない限り、普通は元が取れないということだろう。

 

以前食べ放題に行ったのがいつのことか、思い出せないほど昔になっている。でもボクのその判断は正解だということ。身体にも悪影響のほうが多いしね。

 

適切な料金で適切な量を、美味しく食べられるのがベストだということ。こんな記事を読んでしまったら、今後も食べ放題には行かないだろうなぁ。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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