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高羽そらさんインタビュー

SOLA TODAY Vol.634

ボクが子供のころは、防犯意識なんて皆無に等しかった。玄関の鍵は開きっぱなしのことが多かったし、鍵をかけるようになっても、玄関の近くの目立たない場所に鍵置き場があった。京都市内でそんな程度だから、地方へ行けばもっと適当だったと思う。

 

でもそんな呑気な時代ではなくなった。昔のようなことをしてると、空き巣にとってオープンハウスになってしまう。戸締りをきちんとしたからといって、現代ではネットを通じた詐欺もある。根本的な防犯意識を持つようにしないと、知らぬまに被害に遭ってしまうだろう。

 

だけど防犯というものは、意外とシンプルだったりする。そのことを証明してくれる記事を読んだ。

 

詐欺撃退機器で「不審電話なくなった」9割超に

 

栃木県警の試みが功を奏している。それはオレオレ詐欺に対するもの。2015年、お年寄り世帯に詐欺撃退機器を貸し出した。とてもシンプルなもので、最新の電子機器を使ったようなものじゃない。

 

その世帯に電話をかけると、コールする前にアナウンスが流れるようになっている。

 

「振り込め詐欺など犯罪被害防止のため会話を自動録音します」

 

たったこれだけ。それまで不審な電話がよくかかっていたらしい。ところがこの装置を設置してから、ほとんどの世帯が変な電話を受けることが無くなったそう。設置前は不審な電話を受けた人が62.3%いたが、設置後は7.2%に減っている。2年半あまりの成果だから、効果の高さがよくわかる。

 

犯罪者に共通しているもの。それは、捕まりたくないということだろう。だから犯罪者が嫌がることをすればいい。振り込め詐欺を仕掛ける人間にとって、証拠となる声を録音されるのは絶対に避けたい。だからこのアナウンスが流れた段階で、すぐに電話を切る。

 

より安全で確実な詐欺を行うためには、少しでも多くの人に接触する必要がある。ゆえにそんなやばい電話に関わっている時間が惜しい。さっさと切って、次のターゲットに仕掛けるほうがいい。

 

空き巣被害を防ぐのも同じだろう。よく防犯を扱った番組で紹介されている。とにかく空き巣に「面倒だ」と思わせること。ちょっとした工夫で充分。リスクの高い家に侵入するのは、空き巣としてはできる限り避けたい。忍び込むのに面倒だと思わせるだけで、別の家を探そうとするらしい。

 

この電話の機器なんて、実にシンプルだものね。他の自治体も真似すればいいし、なんなら電話機に標準装備させるくらいの法律を作ってもいいと思う。それは携帯電話でも可能だろう。

 

とにかくあの手この手で人をだまそうとする人間はいる。被害に遭わないためには防犯意識を高めて、面倒がらずに対策を取ることだと思う。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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