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高羽そらさんインタビュー

SOLA TODAY Vol.695

今、話題の中心となっている日本ボクシング連盟の山根会長。ほとんどの報道番組でトップニュースになっている。

 

詳しく調べたこともないし、さほど興味もない。ただチラッと見ているだけの感想としては、かなりグレーだよね。失礼かもしれないけれど、あの風貌からもいい印象を受けない。

 

人間は歳を重ねると、その人の人生が全体の雰囲気に出ると思う。だから取りざたされている不正や疑惑は、当たらずとも遠からずなんだろうなと感じてしまう。知らんけど。

 

これは内部告発者があったから、表沙汰になったんだろう。近年になって個人の発言がメディアに負けないほどの影響力を持っている。Twitterで呟いたことがきっかけで、ある組織の隠されていた実情が明るみになることが多発している。

 

これはとてもいいことだと思う。これまでアンタッチャブルだったことが、そうではなくなるから。もちろんデマや誰かを陥れることが目的の中傷もあるだろう。情報の真偽は十分に検証されるべきだと思う。

 

だけどもっとも気になるのは、そうした中傷じゃない。真実を語っている人が保護されているかどうかは、何よりも重要視されるべきことだと思う。

 

内部告発者に「報復」する社会 法の欠陥、修正できるか

 

公益通報者保護法というものがある。組織の内部告発をした人を保護するための法律。ところがこれは『ザル法』だと呼ばれている。法律に違反しても、罰則規定がないから。

 

罰則がないとすれば、そこに待ち受けているものは歴然としている。

 

それは『報復』という陰湿な手段。

 

この記事には金沢大学の准教授と、和歌山県の障害者施設での例が紹介されている。ここでは詳細を紹介しないけれど、ぜひリンク先の記事を読んで欲しい。こんなことが平気でできる法律なんて、まったく存在価値のないことがわかるはず。

 

組織のトップを内部告発することがなくても、告発者にはね返ってくる事例が多いらしい。例えば自分の上司から不正を指示されたり、過去に慣例として不正が実施されていたとしよう。その事実を組織のトップに報告するとどうなるか?

 

改善される場合もあるだろう。あるいは表面的に善後策が打ち出されることもある。ただ恐ろしいのは、組織のトップが告発された人物に対して、誰が告発したかをあえてリークしている例が多いということ。報復を暗に認めているのと同じ。

 

これは日本人らしい反応だと思う。不正を働いたかどうかよりも、組織を『裏切った』ことのほうが悪だと見なされている。だから報復を容認するのだろう。

 

こんな状態が続けば、結局は誰も真実を語らなくなる。長い物には巻かれろという風潮が、当然のように浸透してしまう。ネットの進化により真実を語る環境は整備されているけれども、告発者を保護するバックアップ体制が追いついていないのが現状。

 

そうなると、いつまでもボクシング連盟が行っていたような疑惑が是正されることはない。また別の組織で同じことが起きると思う。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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