習慣を変えるなんて簡単
人間というのは習慣性が強い生き物なので、無意識に何かを継続している。ある意味洗脳のような要素があって、自分を特定の状態へ方向づけるのは意外に簡単なもの。
わかりやすい例でいえば、何気なく口ずさむ音楽がある。朝を家を出るときたまたま耳にしたCMソングを、通勤途中に口ずさんでいるということがあるはず。ましてや意図的に好んで聴いている曲なんか、気がついたら常時口ずさんでいる。
最近のボクがよく口にするのは、リタ・オラの『Let You Love Me』という新曲。彼女の歌のうまさにも惹かれるけれど、この曲のサビがとても心地いい。だからつい口ずさんでしまう。リンク先をアップしておくので、聴いてもらったらボクの言っていることがわかると思う。
最初にも書いたけれど、人間の習慣を変えるなんて簡単なこと。まったく正反対の自分になることだって可能。それはボクが身をもって体験している。
毎日欠かさず掃除をして、いらないものは捨てて、必要ないものは買わない。今はそんなミニマリストのような生活をしているボクだけれど、10代、20代はとんでもない状況で暮らしていた。いわゆる、『片付けれらない』人間だった。
大量の服や本に埋もれて暮らしていた。それらが整理されず雑然と山のように積まれていた。汚部屋という表現がふさわしい。そのまま放置しておけば、いずれゴミ屋敷になっただろう。
そんな習慣を変えてくれたのは妻。掃除することが習慣化している妻に引きずられて、結婚してからボクも掃除をするようになった。使わないものはどんどん捨てるし、一つ買ったら一つ捨てるのが当たり前になった。
もちろん最初は抵抗があった。元々はグウタラ人間なので、理由をつけては掃除を避けようとしていた。だけど続けていると、それが習慣になってくる。最初は妻に引きずられていたのに、いつしかそんなことは忘れてしまう。
そして生まれつき掃除好きだった人間のように、なんの苦もなく毎日部屋の掃除をしている。お風呂に入って出てくるとき、風呂場に水滴ひとつ残っていない。すべて拭き取って出てくるのが普通のことになっている。
人間は適応性の高い生き物だから、何度も言うけれど習慣を変えるのは簡単。たったひとつのことを確認するだけでいい。
それは、『本気で変えたい』と思っているかどうかだけ。
自分が悪習慣だと感じるものがあるのなら、それが掃除であれ喫煙であれ飲酒であれ、本気で変えたいと思うかどうかだけ。どうしても手をつけられないのなら、まだ本気で変えたいと思っていないということ。あるいはすでに病的な依存症となっていて、専門家の助けが必要な状態だろう。
本気で変えたい習慣があるのなら、重症化しないうちに動くべき。今すぐやればいい。そしてしんどいけれど、それを無心で続けていく。そうすれば、気がついたときに新しい習慣が身についている。いや、それが習慣になっていることさえ気がつかないだろう。
『習うより慣れろ』という言葉は、真相を突いていると思う。
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