SOLA TODAY Vol.854
う〜ん、少し反省している。実態を把握していなかったかも。
先日のブログで、セルフレジや無人レジに対する高齢者の抵抗感について書いた。それは事実だと認識している。だけど対人的な接触を望んでいるだけで、キャッシュレス化については意外にも抵抗がないみたい。日経の記事を読んで驚いた。
電子マネーを利用する高齢者が大幅に増えているらしい。70歳以上の電子マネーの平均利用額が、この5年間で87パーセントも増えている。世代平均が58パーセントだから、高齢者の数字が突出しているのは明らか。
記事に書かれているその理由を見て、なるほどなぁと感じた。
電子マネーは使える金額に関して上限設定されているものが多い。だから必要以上にチャージすることができないので、無駄遣いを抑制できる。
高齢者の人たちにとっては、支払いの際に現金を数えるのが大変。スーパーのレジで、小銭を出したり入れたりしている人をよく見かけるものね。でも電子マネーならカードを差し出すだけ。そのストレスが解消されるだけでも、高齢者にとってはありがたいらしい。
さらにもしカードを紛失しても、利用停止をすることができる。現金だったら落としたり盗まれたらどうしようもない。銀行のATMに並ぶ必要もないしね。
そして高齢者の電子マネーの利用が増えているのは、子供世代がメリットを感じて親に渡すからとのこと。自分の子供に優しく言われたら、使ってみようと思うかもしれないよね。
高齢者が現金にこだわっているというのは、ボクの完全な誤解みたい。より便利だとわかれば、世代に関係なく選択するということだろう。ただスマートフォンを使ったQRコード決済というのは、高齢者に浸透している様子はないとのこと。あくまでも現金の代わりなんだろう。
とにかく日本でキャッシュレス化を進めていく答えが、ここにあるような気がする。それはどれだけ『便利』で、どれだけ『メリット』があるかを実感してもらうこと。変化に対する抵抗を打ち破ろうとするなら、現状のデメリットを訴えるより、新しいシステムのメリットをどれだけ効果的にアピールできるかということかもね。
なんとなくだけど、未来への明るい展望が見えたような気がする記事だった。
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