放射脳が知るべき放射能の事実
デマは人を追い込み、殺すことがある。ネット社会において、善意という名のオブラートに包まれたデマの拡散が深刻な風評被害をもたらしている。
恐ろしいのは拡散している多くの人が事実に目を向けないこと。デマだと疑うことなく、自分が正義の御旗を掲げていると信じ込んでいる。
なかでも最悪なのが、科学的なデータの一部を引用したデマや誤解。一般の人はデータが提示されたことで、厳然たる事実だととらえてしまう。発信者の誤解や勉強不足ならまだしも、あえて意図的にデータを悪用しているような例もある。だからタチが悪い。
その代表なのが、東北の震災によって起きた原発事故に関するデマ。直後に混乱した情報が流れるのはわかるけれど、8年と4ヶ月も経過した現在でさえ、間違ったデータの解釈によるデマが流されている。
その背景にあるのは、政治的な意図。現在のように国政選挙が実施されているような時期には、現政権を攻撃するためのデマが拡散されてしまう。そしてそんなデマを何も考えずに拡散する情弱者を、一部の人たちは放射脳と呼んでいる。
震災後の放射脳たちによる風評被害は、福島県の農作物だけでなく、そこに住む人の差別問題まで生み出している。あえて名前を出さないけれど、この選挙で新しい風を起こそうと新党を結成している党首なんて、率先してまちがった情報をたれ流していた。まさに放射脳の筆頭。
そしていまも、そのデマを信じている人は多いと思う。そんな放射脳の人たちが読むべき記事がある。
原発事故に関するデマの真実について、とてもわかりやすく書かれた記事。著者は自らを放射脳と認めている。それで「第1種放射線取扱主任者」という国家資格を持つ親しい友人に、ちまたに流れている情報について質問している。
福島の農産物は危険かも、福島に住むのはヤバいかもと考えている人は、すでに放射脳たちによるデマに被爆している可能性がある。もし少しでもそう思う人は、この記事を読んだほうがいい。
過去に報道されてきたようなデータが、いかにいい加減で誤解を生むのだということが理解できるはず。大勢の科学者がこの事実を訴えてきたのに、マスコミも一般の人も耳を貸そうとしない。それは放射脳たちによるまちがった事実を信じ込まされているから。
よしそれならこの記事を読んでみよう。そう思う人は、まだ放射脳に被爆していないんだろうなぁ。デマを信じ込んでいる人は、このリンク先の記事を読もうとさえしないだろう。そして平気でデマを流している政治家に投票してしまうんだろうね。
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