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高羽そらさんインタビュー

孤独と孤立のちがい

ここ数日、ボクは孤独と孤立について考えている。なぜなら新しい小説のテーマにしようと思っているから。

 

先月と今月は、過去に書いた作品の改稿作業に没頭している。そして12月になったら新作を書くので、いまからそのことについて時間があれば思いをめぐらしているというわけ。

 

ファンタジーになるか、それともホラーになるか、はたまたミステリー、あるいはヒューマンドラマになるのかわからない。まったく想像がつかない。書きながら方向性が決まっていくような気がする。

 

そのきっかけとなったのは、妻から不思議な話を聞いたから。いまここでは明かせないけれど、とにかく謎だらけの出来事。その解釈によってファンタジーにもホラーにも、そしてミステリーにもなり得る。だからまだわからない。

 

ただしその出来事に、ボクは人間の孤独というものを感じた。この世に生まれた人間が、必然的に感じるであろう孤独が影響しているような感覚がある。だから孤独というものについて、真剣に考えるようにしている。

 

ボクが使っている孤独という言葉は、一般的な意味と少しちがう。そのちがいを明確にするため、対照的な言葉として孤立というものを頭に浮かべてみた。

 

孤立というのは、人間を絶望に追い込むもの。他人との関係を望んでいるのに、それが拒否される状態。わかりやすい例で言えば、子供のいじめがそう。最近では大人のいじめも問題になっているけれどね。

 

人間関係が破綻したことで感じる孤立もあると思う。詐欺等で騙されたり、誰かに裏切られることで人間不信になり心が孤立してしまう。孤立というものは、人間の心を追い込んでしまう苦痛に満ちた状態だと考えている。

 

でもボクのイメージする孤独はちがう。それは自分の意思で他人と距離を置く状態。他人とのつながりを明確に感じつつ、自分という存在を他者から意図的に切り離している。別の言い方をすれば『孤高』という言葉になるだろう。

 

孤独と孤立を考えたとき、その背景にあるものにワンネス意識があると思う。『すべてはひとつである』というワンネス意識の成立なしに、孤独を維持することはできないと考えている。自他の区別があるのは錯覚であり、宇宙にはたったひとつの意識しかないと感じられることで真の孤独は成立する。

 

だけどワンネス意識を見失うと、孤独は孤立に変容する。自分がすべてから切り離されて、糸の切れた凧のような不安定な気持ちになるのが孤立。誰も自分を見てくれない、愛してくれないという思いにとらわれてしまう。

 

人間は孤独と孤立を、行ったりきたりしているんだと思う。そしてどうすれば孤立を孤独に変えていけるかを必死になって模索している。それが人生かもしれないね。ボクはなんとなくそう思う。

 

そんな孤独と孤立が交錯するドラマを、その不思議な出来事にからめていけたらいいなと思っている。だからそれまでは孤独と孤立について考え、そうした事例を多く集めたいと思っている。何気なく見ているテレビニュースでも、孤立した意識ゆえに起きた事件がいくつもあると思う。

 

まだ試行錯誤しているので、いまはこんな程度の考察しかできない。でもこうして文章にすることで、見えてくるものがあるのも事実。

 

だからこんな文章が今後のブログに登場したときは、頭のモヤモヤをどうにかしようと奮闘しているんだと思ってもらってまちがいないと思うよ〜www

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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