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高羽そらさんインタビュー

人間がクマから学べること

今年も残り一週間を切った。日本人は節目にこだわるところがあるので、正月休み前のこの時期は仕事に追われている人が多いだろう。

 

忙しいあまり、クマのように冬眠したいと思う人もあるはず。ただし人間がクマと同じように冬眠をすれば、とんでもないことになる。糖尿病、肥満、骨量の減少、筋肉の衰えが発生して、冬眠から覚めたとたん入院するはめになるのは確実。

 

でもなぜクマは大丈夫なのか? 科学者たちはそのことを懸命になって研究している。

 

冬眠しても筋肉が衰えないクマ その秘密がヒトの医療に使えるかもしれない

 

クマはいまの時期から春ごろまで冬眠する。冬眠中のクマを調べると、新陳代謝率と心拍数が急激に落ちる。排便も排尿もしなくなり、血中窒素量が増加するけれど肝臓や腎臓にダメージはない。春になって目が覚めたら、少しふらつくだけで平然と動き始めるらしい。

 

冬眠中のクマの脂肪細胞は大きく変化しているけれど、筋肉の細胞組織はまったく変わらないまま。人間だったら数ヶ月入院してベッドで過ごすだけで筋肉が使い物にならなくなるのにね。

 

その仕組みは研究中とのことで、もし解明されたら人間の医療に大きく貢献することになるのは必至だと考えられている。どうやら冬眠に入るさいにある物質を分泌するらしく、人間にその物質を投与すればとたんに眠りこけてしまうだろうと予測されている。冬眠って不思議だよね。

 

実際に冬眠の研究によって、医療上で期待されていることがある。ジュウサンセンジリスというリス科の動物は冬眠する。この動物は冬眠から覚めたとき、急に血流が活発化しても細胞が破壊されないことに注目された。

 

冬眠中に大量のメラトニンを分泌していて、その抗酸化作用によって細胞を守っていることがわかった。この仕組みの解明によって、出血性ショックに陥った患者の命を救う研究が進んでいるとのこと。

 

アフガニスタンやイラクでは、道路わきに仕掛けられた爆弾で命を落とす人が多い。それは僻地にあるからで、止血や輸血が間に合わないから。でもこのリスと同じ状態にすることで時間を稼ぐことができ、輸血したときに細胞へのダメージを減らすことが可能になるそう。

 

人間が冬眠する動物から学べることはかなりあるということ。新陳代謝を抑えることができれば移植のための臓器を長期間保存することが可能になる。あるいは宇宙旅行が現実的になったとき、人間を冬眠状態にしても健康を維持することができる。

 

爬虫類の冬眠は参考にならないかもしれないけれど、同じ哺乳類であるクマの冬眠は人間の医療に寄与することが多いと思う。とにかくぐっすり眠っているクマを想像するだけでも、癒し効果があるような気がするなぁ。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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