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高羽そらさんインタビュー

不動産は売る方が難しい

「うわぁ、かわいそうに」と思わず呟いてしまった記事を見た。それは不動産売却に関する内容。

 

武蔵小杉の「浸水した高級タワマン」を、売るに売れない30代男性の苦悩

 

相談者は30代の男性で、マンションが売れなくて困っているとのこと。

 

その理由はすぐにわかった。昨年の10月、台風19号による被害で話題となったマンションだから。地下の電気室が浸水して、しばらくのあいだ電気が使えなかった。タワーマンションなので停電すると悲惨なことになる。

 

男性はこのマンションを中古で購入している。ちょうどマンションが関東で値上がりをしていた時期で、新築の販売価格より高い値段で契約している。まぁいずれその値段を超えるだろうと、上昇機運を自覚した購入だろう。

 

ところが台風によって、このマンションに限って値段が下落。まったく売れない状況が続き、ようやく契約できてもかなり値下げした価格での取引だったそう。

 

そのうえこのタワーマンションは双子のように2棟並んでいるそうで、被害を受けたのは片方だけ。台風直後はどちらのマンションも売れなかったけれど、いまでは被害にあっていないマンションを購入希望する人が集中しているらしい。そりゃそうなるだろうね。

 

タイトルにも書いたとおり、不動産は買うよりも売るほうが圧倒的に難しい。ボクも過去に二度売却を経験しているし、税理士事務所で働いているときに多くの売却実態を見てきた。だから不動産を売ることの大変さは実感としてわかる。

 

それでも時勢を考慮して時間をかければ、それなりの値段で売れる。ただ不動産、特にマンションの場合は地価を無視した下落を生ずることがある。それはリンク先の記事のような自然災害。台風や地震によってマンションのウイークポイントがあらわになると、その印象を拭うのが難しい。

 

人為的なものでは火災や殺人事件。不動産は大きな買い物だから、印象に左右されることは避けられない。マンション名が明かされなくても、ネットを探せばどのマンションなのかすぐにわかる。自分が購入する部屋でなかっても、同じマンションで殺人事件があったら確実にテンションは下がるだろう。

 

この記事の相談者が困っているのは、売却を急いでいること。離婚による売却なので、元手を大きく割るような値段では売れない。台風の被害を受ける前なら問題なかったけれど、わずか1年足らずで状況が大きく変化してしまった。購入価格を大幅に下回る値段でしか売れない。それも運が良くて。

 

おそらくいまはそのマンションも対策がきちんと取られているはず。だから考えようによっては、同じクラスの台風がきても安心かもしれない。だけど悪印象というのはなかなか消えない。読んでいて本当に気の毒になる記事だった。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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