高羽そらさんインタビュー

心が折れないための工夫

小説の投稿をくり返していると、努力が報われないことを嫌というほど思い知らされる。結果がすべての世界なので、その作品を仕上げるためにどれだけ努力したかなんて評価されない。商業ベースに乗せるとはそういうこと。

 

ただ書いているほうはそれほど簡単に割り切れない。サウンドバッグのように打ちのめされて、心が折れそうな失望を数え切れないほど経験することになる。だからといって経験を重ねることで、メンタル強くなっていくわけじゃない。むしろ何度も落胆することで、骨粗しょう症のように心がもろくなっていく。

 

もっともダメージが強いのは、選考の後半まで残った場合。期待が大きいだけに、落選したときの落ち込みも激しい。たとえばいまのボクの状況がもっとも分かりやすい。

 

ある小説を第27回電撃小説大賞に投稿した。これは応募数が多い賞として有名で、今年は長編が3183作品、短編が1172作品の応募があった。だから選考も時間がかかり、第一次から第四次選考を経て、ようやく最終選考作が決まる。そしてそこから受賞作が決定する。

 

そのボクの作品が第三次の審査を通過した。3183の長編のうち、三次を通過したのは67作品。ここから第四次選考が行われ、今月の9日に最終選考に残る作品が発表される。例年どおりなら、おそらく10作品くらいだろう。

 

つまり1週間後の今日、正式な発表がある。ところがボクはすでに落ち込んでいるwww

 

過去にも別の文芸賞で3000以上も応募作があったなかで、最終選考の6作品に残ったことがある。そのときには正式な発表のかなり前に出版社から連絡があった。最終選考に残った作品は選考委員のすべてに読んでもらう必要があり、原稿の準備がいる。さらに規約違反がないかの確認等も必要になる。

 

だから事前連絡が必須となる。つまり1週間前の今日になっても連絡がないのは、ボクの作品が67分の10に残っていないということ。これは現実として受け入れるべきこと。それゆえボクは、すでに終戦気分になっている。

 

(ただし、心の声はややちがう。今年はコロナの影響で1ヶ月以上も選考スケジュールがずれ込んでいる。だからまだ最後の10作が確定していない可能性もある。もしかしたら今日の夜に電話があるかもしれない。さらに昨年の某掲示板を見ていると、連絡がないのに最終選考に残っていた人が書き込みをしていた。だから来週の金曜日の正式発表までは、何があるかわからない。そんな往生際の悪い期待が残っているwww)

 

心の声は別として、現実としては心の折れる状況だといっていい。先ほど書いた最終選考で落ちたときの経験を思い出すから、さらに心が折れやすくなっている可能性が高い。

 

ところがいまのボクは、落ち込みながらもすこぶる元気。それは心が折れないように、リスク管理をしているから。

 

その工夫とは、一極集中しないこと。簡単に言えば、『下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる』という状況を作っている。

 

たとえばこの電撃大賞だけを狙う人が、1年かけて作品を完成させ投稿したとする。そしてそれ以外に何もせず、その結果を待っているとしよう。そんな人の場合、もし最終に残れなかったり、最終で落ちたら何も残らない。また1年かけて来年の投稿作を書くしかない。それだと心が簡単に折れてしまう。

 

ボクの場合は、常に複数の出版社に投稿している。今年だけで3つの新作を書いた。その一つは昨日のブログで書いたようにボツになったので、先ほど改稿した作品を別の出版社に投稿した。そして残る2つの新作は審査結果を待っている。

 

つまり『いま』の段階で、来週の9日の発表作を含めて4つの作品が審査中という状況。だから連絡がないことに落ち込んでも、心が折れることはない。なぜなら常に『次』を用意しているから。心が折れそうになりながらも挑戦を続けているのは、『次』がボクを前進させてくれるから。

 

ちなみに来月の末までにもう一つ過去作品を改稿して投稿する予定。そして12月からはつぎの新作を書き始める。いい結果が欲しいのは事実だけれど、とにかく常に前を見る状況を作っておかないと、本当に心が折れてしまう。人間って、それほど強くないからね。

 

ということで来週の金曜日か土曜日のブログで何も書かなければ、最終選考に残れなかったということ、でも心の痛みを感じつつも、心が折れることなく『次』の作業に没頭していることだと思う。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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