実話のようなロシアの陰謀
あと10日あまりで2023年も半分が終わる。その時期に日本中の神社で実施されるのが「夏越の大祓」という神事。茅の輪をくぐることで今年前半の汚れを祓い、残りの半年の無病息災を祈願するもの。
通常は6月30日近くになって神社に茅の輪が用意される。ところがコロナ禍で混雑を避けるためか、ここ数年は早くから用意されていることが多い。ボクが外出のたびにミューナの健康祈願に通っている六甲八幡神社でも、すでに茅の輪の用意が整っていた。
写真は今日の撮影だけれど、夏越の大祓のお参りは昨日に妻と二人で済ませた。6月30日には少し早いけれど、その前に大切な節目として夏至がある。今年の夏至は6月21日なので、夏至前の夏越の大祓という意味合いでお参りした。もしかしたらこの時期の方がお参りとして意義高いかも。
ということで今年の後半に向けて、我が家も気持ちを高めることができた。14歳で慢性腎不全を発病したミューナも無事に17歳の誕生日を迎えられそうだし、ボクも今年の後半には大きな出来事が控えている。気合を入れて残りの半年を頑張ろうと思う。
さて、続けて観ているドラマの感想。今回の悪役はロシアなんだけれど、ドラマにおけるロシア政府の陰謀が悪質で、とてもフィクションに思えない。現在のロシアを見ていると本当にやりそうだから。新しいドラマなので、おそらく制作サイドにそうした意図があるように思う。
2023年 映画#90
『トム・クランシー/ CIA分析官 ジャック・ライアン』(原題:Tom Clancy’s Jack Ryan)・シーズン3:エピソード2『過去の悪魔』という2022年のアメリカドラマ。前作までの感想は『最新作で言及されたウクライナ戦争』という記事に書いているの参照を。
ジョン・クラシンスキーがジャク・ライアンを演じるドラマの最新シリーズ。ロシアがクリミア半島にステルス機能のある核兵器を運んだ可能性があった。前回はその調査でジャックは現場に向かったが、核兵器は見つからなかったものの、その研究をしていた科学者を保護した。
ところが亡命を希望していた科学者はギリシャに到着したとたん、ジャックもろとも命を狙われた。助かったのはジャックだけで、彼はギリシャの警察から警官を殺した濡れ衣で国際手配されてしまう。今回は逃亡するジャックの様子がメインで描かれていた。
ギリシャ警察だけでなく、ロシアの工作員もジャックを殺そうとしている。紆余曲折を経てどうにか逃げ切ったシーンが先ほどの写真。ジャックの隣にいるのはシーズン2でCIAベネエズラ支局の支局長をしていたノーベンバー。
シーズン2で友情を築いたノーベンバーがジャックを匿ってくれた。彼はCIAを引退してギリシャで暮らしていたから。もしかしたらシーズン3でも、この二人の競演が見られるのかもしれない。
さて大変なのはチェコ。ロシアの国防相のポポフと、チェコの安定のために話を進めていた女性大統領のコヴァチ。ところが目の前でポポフが暗殺されたことで、二人の取り決めが白紙になってしまう。新しい国防相のペトロフはチェコを脅してきた。
もしNATOのミサイルを配備すれば、ポポフ暗殺を理由にして東欧へ軍事侵攻するとのこと。もちろんウクライナも含まれている。ところが前国防相のポポフを暗殺したのがこのペトロフだった。つまり最初から東欧へ向けた軍事侵攻を意図していたということ。
いよいよドラマが面白くなってきた。まさに現在のロシアの状況を見ているようで、まるでドキュメントという雰囲気。核兵器の行方も気になるところ。しばらくドキドキワクワクできそうで楽しみ。
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