体外離脱ができた最大の要因
どんな出来事も、それが起きるには理由がある。ボクは本気でそう思っている。それが起きた時には辛かったりしんどいことでも、後から考えると必要な出来事だったことがわかる。だからボクは、全ての出来事が必然だと確信している。
11年前に『夢で会える 体外離脱入門』という本を出版して、今年になって『夢体脱』を刊行することができた。そこに至るまでには、多くの人の力添えがあったから。本当に感謝の言葉しか出てこない。
ただその前提として、ボクが体外離脱をできるという事実が必要。少なくとも1000回以上経験していて、その理論を自分なりに考察したからこそ出版社さんから声をかけていただいた。つまり体外離脱ができなければ、ボクが本を出すということはなかっただろう。
ボクが体外離脱をできるようになった最大の要因に、ある存在が関わっている。この存在がいなければ、ボクは体外離脱を経験できなかった。
その存在とは、我が家の愛猫であるミューナ。
京都から神戸へ引っ越した15年前、ミューナはまだ2歳だった。だからけっこうヤンチャをする。引っ越しに際して、家具を全部買い替えた。その新しい家具を、ミューナが爪や牙で傷つけてしまう。彼自身も引越しのストレスがあったせいだろう。
ボクたち夫婦はマジで困った。そのせいで夫婦喧嘩になったこともある。そこでどうにかミューナにその行為をやめさせようとした。彼がイタズラをするのは、決まって早朝。だから明け方にボクは一緒に起きることにした。ボクが見ていると、ミューナは何もしないから。
それで1〜2時間はじっとミューナを見ている。そうなると退屈なので、その時間に瞑想するようになった。それで瞑想の習慣がついただけでなく、ミューナが遊び疲れたらベッドに戻って二度寝するようになった。
『夢体脱』を読んでいただいた方なら、ここで気がつくだろう。体外離脱に最も効果的なのは二度寝すること。一度完全に目覚めてから、二度寝でトライすると体外離脱の成功確率が圧倒的に高い。それでボクは体外離脱を意識的に経験できるようになった。
つまりミューナがイタズラをしてくれなければ、ボクの本がこの世に出ることはなかった。当時は困り果てたトラブルだったけれど、結果としてそれは恩寵のような出来事。今はすっかり落ち着いたミューナは、早朝に起きても家具をかじることはない。
同じようなことはいくつもある。トラブルだと思って落ち込んだりしても、その結果によって新しい世界が開けたりする。そこまで至って、ようやくそれらが必要なトラブルだったことがわかる。起きるべきことは必ず起きる。大切なのは、その後にそれらの出来事をどう意味付けしていくかだと思う。
無駄なことは起きないと理解している限り、何らかの光明が見えてくるはず。ボクはそう信じて日々の出来事に向き合っている。
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でも『夢体脱』ではその出会いをどのようにして実生活に活かしていくかをテーマにしています。旧作を読んだ方にも新しい洞察が得られる内容になっています。是非ともよろしくお願いします。
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