映画版の恐怖がパワーアップ
日本ホラー映画の代表作を問われたら、ボクは絶対に『リング』をあげる。あの貞子というキャラは、原作の小説よりも映像の方がはるかに怖い。井戸から這い出てくる場面や、テレビ画面から抜け出すシーンは有名。あのカクカクとぎこちない動きは、ホラー映画の演出としては秀逸。
一方外国の作品に目を向けると、やはりボクは『エクソシスト』をあげる。『オーメン』や『サスペリア』も怖いけれど、『エクソシスト』の映像は強烈。少女の声が悪魔のダミ声になったり、首がクルリと一回転するシーンは思い出すだけで背中がゾワゾワする。
そんなホラーの代表作である『エクソシスト』がドラマになっている。シーズン1は全10回で、早速第1回目を観た。
2023年 映画#144
『エクソシスト』(原題:The Exorcist)シーズン1・エピソード1『我が叫び』という2016年のアメリカドラマ。
映画のドラマ化といっても、ストーリーや登場人物は全く違う。ただ悪魔との戦いという基本コンセプトは同じで、かつ映像技術が映画の時代よりも進化している。だから1回目で人物紹介が中心なのにかなり怖かった。これはこの先が期待できそう。
主人公はシカゴの教会で神父をしているトマス。まだ若手で精力的に活動をしている。教会の信者でランス家という一家がいる。父と母、大学生の長女であるキャサリンと高校生のケイシー姉妹という4人家族。
ある日、トマス神父はランス家のアンジェラから相談を受ける。大学生の長女のキャサリンの様子がおかしい。友人を亡くしてから自宅に戻り、引きこもっている。どうもこの世のものでない存在がいるようで、キャサリンに取り憑いてているのではと疑っていた。
妹のケイシーは明るい子で、トマス神父にも親しく接している。悪魔など信じないトマスはどうにかアンジェラをなだめるが、不思議な夢を見るようになった。悪魔祓いをしている神父の映像。少年が血まみれになっていて、その神父が必死になって悪魔を追い出そうとしている。でも失敗して、悪魔の笑い声を残したまま少年は死んでしまうという夢。
ところがそれは実話だった。神の啓示を受けたトマスは、その神父に会うように言われる。マーカスという名前の神父で、悪魔祓いとして有名だった。だが異端児でもあり、教会組織から嫌われている。だがこの段階で、マーカスは協力を拒んだ。
そこで単独でランス家に向かったトマス。そこで彼は悪魔に襲われて命を落としそうになる。ここで驚くことがわかった。悪魔が取り憑いているのは引きこもりになっている姉のキャサリンではなく、普通に暮らしている妹のケイシーだった。さて続きはどうなるのだろう?
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