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高羽そらさんインタビュー

腑に落ちないスノーデンの行動

今日は3月3日のひな祭り。スーパーに行くと惣菜売り場等はひな祭り一色だった。ちょうど日曜日と重なったので、イベント等も各地で実施されているんだろうなぁ。我が家の息子猫は男の子なのでひな祭りはスルーだけれどね。

 

でも先日のブログで書いたように、ボクたち夫婦の入籍記念日なので今夜はささやかなパーティーをする予定。ほぼ1ヶ月ぶりにアルコールを飲む。ということでこのブロブを書いたら、昼間に仕込んだ料理を仕上げよう。

 

さて、以前から気になっていたけれど観ていなかった映画をようやく視聴した。映画としてはかなり面白い作品だった。

 

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2024年 映画#40

『スノーデン』(原題:Snowden)という2016年のアメリカ映画。エドワード・スノーデンの名を知らない人はいないだろう。スノーデンはCIAやNSA(アメリカ国家安全保障局)に所属していて、NSAによる機密情報を「ガーディアンズ」誌に暴露したという人物。

 

スノーデンを演じているのがボクの大好きなジョセフ・ゴードン=レヴィットなので、以前から気になっていた作品。けれどもスノーデンという人物にもうひとつ共感できないところがあって、ずっとスルーしていた。

 

とにかく映画は想像以上に面白かった。監督はオリバー・ストーンなので完成度は高い。さらにジャーナリスト役で久しぶりにザカリー・クイントの濃ーい顔を見られて満足だった。ボクは彼が大好き。『スタートレック』のスポック役もいいけれど、ドラマの『HEROS』のサイラー役なんて最高だったなぁ。

 

映画の構成もいい感じだった。「ガーディアンズ」への暴露シーンから始まり、徐々にそこへ至る過程が明かされていくという設定。映画を観ている限りでは、誰もがスノーデンに共感できるようになっている。まぁ、オリバー・ストーンだからリベラル寄りになるのは仕方ないけれどね。

 

ただこの事件に関しては、以前からボクはスノーデンの行動が腑に落ちなかった。そもそもアメリカという国が、国民を含めた世界中のネットをチェックしているのは想定できるはず。そんなことをするわけがない、という映画のスノーデンの驚きに違和感を覚えた。

 

だって1972年に起きたウォーターゲート事件にアメリカ国家の姿勢が象徴されている。あの国が情報を捨てるはずがない。ロシアや中国という国家に対抗するためにはこれくらいのことは平気でやりそう。だからスノーデンが情報を暴露したのは、もっと別の要因があったのではと勘ぐってしまう。

 

『ガーディアン』誌に暴露したら逮捕されるのは自明。つまりそこまで覚悟しているのなら、世間に暴露してから堂々とアメリカ政府に逮捕されたら潔かったと感じてしまう。


事実を公表してアメリカ政府に拘束されてならば、アメリカ国民も黙ってはいないだろう。国民の情報を勝手にチェックしていたのは厳然たる事実なんだから。そうすれば違った展開になっていたような気がする。

 

なのにロシアに逃げてしまったのはなぜ? 今ではロシアの国籍をプーチンに認められて、恋人だったリンゼイと暮らしているはず。ウクライナを不当に侵攻したロシア政府に彼は何も感じないのだろうか? アメリカ政府の暴挙を告発した彼の義憤はどこにいったのだろう? 

 

そんなことを考えると、どうにもこの映画の事実をそのまま受け入れる気持ちになれない。もっと何か別の動機があったのではと考えてしまう。真実は本人にしかわからないだろうけれど、やはりスノーデンの行動はどこか腑に落ちないなぁ。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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