僕だけがいない街
今日はかなり暑い。というか風が吹かないので、自宅にいても熱の逃げ場がないという状態。午前と午後に仕事をしていても、暑さで集中力を欠くことが多かった。
この調子だと今夜は寝苦しそう。眠る前に必ず読書をするけれど、風が吹かないと辛いだろうなぁ。
その読書に関して、Twitterでもつぶやいたけれど、今日になって初めて知った事実がある。
神戸市の図書館で本を予約できるのは、20冊までとなっている。ボクの場合はそれが減ることがなく、常に20冊の予約状態がキープされている。予約の本が届いても、貸出を受けるとすぐにカートに保存している書籍を予約に回すのがその理由。
このカート機能は便利で、クリックひとつで希望している本を予約に回せる。だから読むべきと思う本、読みたい本を、次々とカートに登録している。新しい本はまだ図書館に入っていないから、それはスマートフォンにメモしておく。
今朝読みたい本が見つかり、いつものように図書館のサイトを開いてカートに登録しようとした。ところが拒絶されたんだよね。
カートに登録できるのは50冊までとのこと。前回の登録で50冊に達していたので、今朝の分は受け入れてもらえなかった。ということで仕方なくスマートフォンにメモ。せっかくのカート機能だけれど、カートのためのカートが必要になっている状態。
ということは、ボクは図書館で読むつもりの本を70冊登録していることになる。スマートフォンの分を加えると、80冊を超える。
できることならこれを全部購入して読みたい。ボクも印税をもらっている立場だから、著者の気持ちはよくわかる。だけど金銭的に無理。
さすががに読みたい本を好きに買うだけの予算はない。さらにそれを置いておくスペースもない。すぐにブックオフやブクマで売るとしても、いちいち面倒だものね。そして紙の本で出ているものは、できるだけ紙で読みたい。そうすると図書館の利用は欠かせないので、我慢するしかないということになる。
本と映画を通じたインプットはボクの趣味であり、同時に仕事でもある。だからなんとかやりくりするしかないんだよね。
無制限に好きな本を買って、無制限に映画館で映画を観まくる。そんな生活にちょっと憧れるなぁ。仕事を頑張ろう!
とりあえず当面は図書館、そしてDVDやテレビの録画に頼るしかないね。
ということで、今日も映画を観た。邦画だけれど、ボク的にはめちゃめちゃストライクの作品だった!
『僕だけがいない街』という2016年の映画。ある人からいい映画だと教えてもらっていたけれど、ようやく観ることができた。
まだ新しい作品なので、ネタバレしないのでご安心を。
主人公が過去と現在を行き来するという設定に、ボクはかなり弱い。そしてこれはパラレルワールドの物語でもある。それもまたボクの琴線に触れる。
だから『バック・トゥ・ザ・フューチャー』という映画は何度も観たし、『天使がくれた時間』なんかはセリフを覚えるほど観ている。
藤原竜也さんが演じる主人公の藤沼悟は、特殊な能力を持っている。本人が「リバイイバル」と呼ぶ能力で、ある事件が起きたときに時間をさかのぼることができる。映画の冒頭でも、運転手が病気で歩道に突っ込む事故を知って、過去にさかのぼることで子供が巻き込まれるのを防いでいる。
そのときにピザの配達をしていた悟は、自動車と衝突して病院に運ばれる。心配した北海道に在住する母親が千葉まで駆けつけてきて、しばらく小さなアパートで母子で暮らすことになる。
ところがある日、母親はアパートに侵入した男に刺殺される。それは悟が小学生のころに関わった事件に原因があった。悟は母の命を取り戻すため、「リバイイバル」の能力を使って小学生時代に戻る。
その事件とは、小学生の女の子を狙った連続殺人事件だった。果たして、悟は母の命を救うことができるのか?
いや〜、めちゃいい映画だった。感想を書くとネタバレになってしまうので、かなり困ってしまう。悟が過去の世界を少しずつ変えていくたび、思わずもらい泣きしてしまうシーンがいくつもあった。子供の虐待問題は本当に辛い。
真犯人は映画の最初の段階で気がついた。だけどラストは意外だったなぁ。調べてみると、原作の漫画とはちがう結末らしい。でも映画という限られた尺では、この終わり方でいいんじゃないかと思う。真犯人が語るセリフともリンクするしね。
藤原竜也さんは最高だった。この役にピッタリだと思う。そして有村架純さんも、この映画を輝かせているひとりだと思う。
でもボクの一番お気に入りは、母親役の石田ゆり子さん。最初は石田ゆり子さんと藤原竜也さんとの親子に違和感があったけれど、物語の性質上、若いころの母親役も演じなければいけないので納得。
優しいだけでなく、芯の通った強さを持っている女性。その母親のキャラがこの映画には絶対に欠かせない。石田ゆり子さんをキャストした時点で、この映画は大成功だと思った。それほど重要な役どころだものね。
そしてうれしかったのは、林遣都さんが出ていたこと。出演シーンは少なかったけれど、やっぱり彼はいいなぁ。林遣都さんを主人公としてイメージした小説を書いてみたい。そう思わせるほど、大好きな俳優さん。
とにかく素晴らしい映画だった。かなり複雑なストーリーを、2時間という尺にまとめあげるのに苦労されただろうなぁ。監督をされた平川さんの、素晴らしい才能を感じさせる作品だった。
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。
そらさん、コメントに回答ありがとうございます。
パラドクスは輪廻転生などいろいろなテーマを含んだループ映画で
考察のしがいがありますよ
フクロウさん、コメントありがとうございます♪
体外離脱も明晰夢も、体験が始まるとまったく同じものです。
だけど二つのちがいは、その意識状態に至る『入り口』のちがいです。
体外離脱は昼間に活動しているときの意識、つまり『覚醒意識』をスタートとして、その意識を維持したまま、夢の世界へ入ります。
明晰夢はすでに夢の世界に入っていますが、見ている夢の途中で『覚醒意識』に気づくという状態です。
どちらも『覚醒意識』を保ったまま夢の世界で活動しているのは同じですが、その状態になる『入り口』のスタート地点がちがうのです。
だから当然ながら部屋で体験する体外離脱は、『覚醒意識』である自分の部屋から始まります。
もし旅行先のホテルで体験するならば、そのホテルの部屋がスタート地点になります。
明晰夢の場合は、どこにいても同じです。見ている夢がスタート地点で、その途中で『覚醒意識』状態になるからです。
これでおわかりいただけたでしょうか?
映画とまったく関係ない話ですみませんが夢体脱のスペシャリストなそら先生に質問したいのですが、なぜ体外離脱は自分の部屋などからはじまり明晰夢はある程度ストーリーがある夢の途中から始まるんだと思いますか?稚拙な質問と文章ですみませんができたら回答お願いします<m(__)m>
暁美ほむらさん、コメントありがとうございます♪
ほむらさんなら、きっと原作のコミックを読まれているだろう、と思っていました!
ちょっと調べたのですが、原作はかなり奥の深い物語のようですね。
映画は時間の制約があるので、省かれている登場人物もかなりあるようです。
とにかく映画としては、かなりいい出来だったと思います。
時間の旅やパラレルワールドに馴染めない人には、ちょっとキツイかもしれませんけれどね(笑)
『パラドクス』という映画も面白そう。
メモしておきましたので、機会があれば観ようと思います!
今晩は、私もパラレルワールドやループ物などは大好物です。
僕だけがいない街は映画はみてませんけど、原作コミックで読んではまりました。
前後編ならまだしも、一本二時間の映画にまとめられてるなら、
どんなまとめかたしてるのか興味でてきましたね、
後最近ループ物でいい作品あったんでひとつ
パラドクスというメキシコの低予算映画ですけど、かなりいい映画でした。
あるループにとじこめられた人たちの物語ですけで
輪廻転生などもテーマになってて興味深いですよ
無意味だと思われるシーンも全て結末に関わってきますので一瞬たりとも気が抜けないですし、
みた後かなりつかれますし、一度ではなかなか理解するのが難しい映画ですけど
いい映画です。