手のなかで復活した命
久しぶりに朝から青空が広がって、東向きのバルコニーは強烈な日差しが射し込んでいます。暑い!
それでも夜は涼しい風が吹き込んできますので、今朝もグッスリ眠って目覚めました。梅雨のような湿度の高い日が続いていたので、この青空と太陽で湿気を吹き飛ばして欲しいですね。
我が家のサボちゃんも、朝の太陽をたっぷり浴びています。成長が遅いですが、親指大になったら植え替えしていいそうなので、もう少し大きくなったら引っ越しさせてやろうと思っています。寒い時期は可哀想だから、来年の春くらいかなぁ。
ミューナは朝の掃除が終わって私と妻にひとしきり甘えると、のんびりとくつろいでいます。幸せそうにしている猫を見ていると、こちらも幸せな気分になってきますね。このミューナで一緒に暮らす猫は三匹目ですが、全て野良猫を保護しました。
先日のブログで紹介した三毛猫のリンちゃんもそうですし、ミューナも保健所に連れて行かれる寸前で保護した猫です。そして私が初めて一緒に暮らした猫である茶トラのゴンちゃんも、京都の実家の敷地に生まれた野良猫でした。ゴンちゃんという名前ですが、女の子ですよ
高校生の頃に新聞配達をしていましたが、出かけるときに野良猫が子供を生んだのを見つけました。4匹くらいはいたと思います。ところが新聞配達が終わって家に帰ると、茶トラの子猫だけが置き去りにされていました。
抱き上げてみると鼻に砂が詰まっていて、呼吸をしていません。心音も停止していて、完全に死んでいました。人間に見つかったと思った親猫が移動したのでしょうが、死んでいるこの子猫は置いていったのだと思います。
可哀想に思って、どこかに埋めてやろうと思いました。まだ目も開いていない赤ちゃんですから、片手の手のひらに収まるほど小さい身体です。それを両手で大切に抱えて、近くの川の周辺を探しました。小一時間ほど歩きましたが、どうしても適当な場所が見つかりません。
仕方ないのでもう一度自宅へ向かったのですが、なぜだか心の中でずっと叫んでいました。
(神様、この子の命をもう一度復活させてやってください!)
そして家に着く直前、一瞬だけピクっと子猫の身体が動きました。驚いて確かめましたが、やはり呼吸はしていません。でも家に入ろうとしたとき、もう一度ピクッと動きました。そこでタオルを持ってきて全身をマッサージしてあげると、「ふ〜っ!」と息を吹き返したのです!
そのゴンちゃんは、16歳まで長生きしたニャンコです。あぐらをかいた私の膝に乗るのが大好きな猫でした。私の身体で不調な部分があると、何も言わないのにその上に乗っかってヒーリングしてくれる不思議なニャンコです。
以前にもブログで書いた話しですが、のんびりくつろぐミューナを見ていて思い出しました。世界中の全ての野良猫を保護してあげることはできませんが、縁があって一緒に暮らすことになった命には、精一杯の愛情を注いであげたいと思っています。
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