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高羽そらさんインタビュー

ガストンとの対話2 Vol.55

ガストンさん、先日NASAが重大発表をするとのことでした。どんな内容かと期待でワクワク。でも蓋を開けたら、「火星には今も水が存在している」とのこと。なんだか拍子抜けして、がっかりでした。

 

「火星人が見つかった、とでも報告されると思っていたのか? だが水は有機体の源だぞ。重要な発表ではないか」

 

それはそうですけれど、以前から知っていることじゃないですか。あっと驚くような発表がされるかと思っていましたから、今さらそんなこと、という印象です。

 

「何らかの有機体が見つかった、という報告ならNASAかもしれん。しかしお前さんが期待しているような、宇宙人が見つかったというような報告がされるとしたら、NASAではなくアメリカ政府であろう。知的生命体なら、その惑星の政府と交流しようとするはずだ」

 

ですよね。NASAの発表と知った時点で、そのレベルだと理解するべきでした。

 

「例えばの話、もしアメリカやロシア政府から、そうした発表があったらどうなると思う? 人類の生き方に影響があると思うか?」

 

そりゃ正式に発表されたら、世界を揺るがすニュースになるはずです。宇宙に目を向けることになって、地球人同士が争っていることの無意味さに気づくと思います。もしかしたらエネルギー問題を解決するような、新しい技術をもたらしてくれるかもしれません。

 

「能天気な答えだな。だが幕末の日本にペリーの黒船がやってきた時、日本人はどう対応した? 日本人同士の争いをやめたか?」

 

いえ、結局内戦になりましたね。攘夷、攘夷と外国と戦うことしか考えない若者であふれ、多くの人間の血が流れました。

 

「あの時代だったからまだ対応できたのだよ。現在において地球レベルの戦争が起きれば、修復不可能な状態になり得る可能性がある。既得権益を守ろうとする人間、宇宙人に怯えて追い出そうとする人間、宇宙人から新しい便益を得ようとする人間、そうした人間たちの争いになるとは思わないか。それが国家レベルで起きるのではないか?」

 

そうかもしれませんね。新しい世界があることに気づいたとしても、それを受け入れる意識が確立していないと難しいかもしれません。

 

「こんな例はどうだ。もし死後の世界が科学的に証明されたとしよう。先ほどの宇宙人の発見と同じほど驚く出来事のはずだ。そうなると人間は変わるか?」

 

宗教観や倫理観の面で大きく変わるかもしれません。多少は犯罪が減ったり、逃避目的で自殺する人が減るかもしれませんね。だからといって、凶悪な犯罪が無くなるとは思えません。新しいサイコパスの本を読んでいるのですが、彼らは未来を気にしていません。現在の目的を遂行することに全神経を注ぎます。逆に死後の世界があるなら、誰かを殺しても気にすることないじゃないか、とサイコパスなら言いそうです。

 

「わしもそう思う。死後の世界があるとわかったところで、現実の悲しみや苦しみが消えるわけではない。もし死んでも意識が残ったままなら、その苦しみが永久に続くような絶望を感じる人間もいるだろう。死んだら終わりだと思える方が、幸せだと感じる人間もいるはずだ。結局は過去にも未来にも逃げ場はない。現在の自分が抱えている問題に答えを出すのは、現在しかないのだよ」

 

そうですね。私たちは自分を取り巻く状況が変われば、自分の人生が変わると思いがちです。宇宙人がやってきて圧倒的な科学力を背景にして平和を説いてくれたら、戦争がなくなるかもしれない。死後の世界や転生が証明されたら、誰もが現在の生き方を変えるかもしれない。そうした発想は単なる逃避ですね。目の前にある問題に向き合っていない。誰かに解決してもらおうと思っている。

 

「そうだ。自分の外に答えを求めて、それによって何かを変えてもらおうと思っている限り、その人間は何が起きても変わらない。次から次へと、新しい世界を求めるだけだ。世界を変えるためには、自分が変わらなくてはいけないことに気づかない。そうした人間は、絶滅しようとする人類を宇宙船が救いにきてくれると夢想している。全く馬鹿な話だ」

 

私が宇宙人の立場だとしたら、助けることが逆効果だと考えるでしょう。人類が自立して、自らの現実を創造していることを自覚しなければ、公式的な宇宙人との交流は始まりませんよね。地球の問題は、地球人が解決しなくてはいけません。その意識を多数の人が持てるようになれば、そうした新しい交流が始まるかもしれません。

 

「それまでは、今のような援助が続くであろう」

 

今のような援助?

 

「そうだ。宇宙の知的生命体は地球に関心がないわけではない。助けたい、力を貸したい、と思っている。だから人間の意識に常に働きかけている。時にはウォークインという方法も使う。さらにお前さんのように、人間の肉体を持って生まれることもする。もちろん一時的に記憶を失くすリスクを承知のうえでだ。その多くは輪廻の渦に巻き込まれてしまっているがな」

 

いつか公式に、地球人と他の惑星の存在とが交流できると信じています。そのためには、一人一人が自分の「今」の人生に向き合っていかなければいけませんね。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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