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高羽そらさんインタビュー

今日のウィルバーくん 3.13

人間の自我を「波」、そしてワンネス意識を「海」に例えることはよくあります。とてもわかりやすいですね。

 

ウィルバーもやはりそうした海と波の例えを使います。彼の場合は少し変わっていて、自分の意識の変化を波に例えています。「スピリット」に近い元因(コーザル)領域、夢の世界である微細(サトル)領域、そして物質世界でる粗大(グロス)領域を、意識のスペクトル、と呼んでいます。

 

その意識のスペクトルのレベルを、海の波に例えています。その波は一つ一つ違います。力強く感じたり、弱く感じる波もあります。そして波乗りをする人は、自分の力量に合わせて波に乗ります。テクニックと練習が適切であれば、やがてどのような波でも乗ることができます。すべてを体験出来るわけです。

 

ではその「波」の元である「海」についてどう述べているのでしょうか?

 

〜以下抜粋。

 

「統一意識」(宇宙意識とも言うが、ここでは二元論から離れた意識)は、けれども、この特定の波ではなく、海の水そのものである。ここには境界もなければ違いもなく、水とほかの波のとの分離もない。水はすべての波に完全に現前している。この意味で、どの波もほかの波より余分に「液体」であるわけではない。

 

あなたが「液体」自体、つまりすべての波の「状態」を探すとすれば、波から波へと探していっても見つからない。また見つからない可能性のほうが大きい。なぜなら、そうやって波から波へと飛び移ってる間、どの一つの波にも、海の水は完全に現前していることを見逃す可能性のほうが大きいからである。統一意識を探そうとすることは、波から波へ、水を探して飛び移るようなものである。このため、そこには「道もなければ、達成もない」と言われるのである。

 

〜以上抜粋。ケン・ウィルバー著『無境界』より。

 

ウィルバーは「海」のことを統一意識と呼んでいます。この文章の後半部分は秀逸です。私たちがその統一意識を探そうそして、波から波へと飛び移っても、それが海であることは見つからないだろう、と言っています。波を波としてみている限り、波として海を追いかけている限り、永遠に海にはたどり着かないのです。

 

これは人間の意識と同じです。自分が分離した「自我」だと思っている限り、どれだけ探し求めても本当の自分を発見することはできません。自分は最初から「それ」だった、と思い出すまで続きます。「道もなければ、達成もない」とはそういうことです。何もする必要はありません。ただ海だと気づけばいいのです。

 

これから暖かくなります。海に行く機会があったら、このウィルバーの言葉を思い出してみてください。きっと何かを感じるはずです。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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