[gtranslate]
高羽そらさんインタビュー

SOLA TODAY Vol.42

ネットは有象無象の記事で溢れていますが、なかには必読と呼べる素晴らしい記事があります。今日紹介するのは、まさに必読の記事です。PKOについて書かれたものですが、とてもわかりやすく、かつ重要な問題提起がなされています。

 

南スーダンの自衛隊を憂慮する皆様へ〜誰が彼らを追い詰めたのか?

 

日本の自衛隊は南スーダンでPKOに参加しています。この記事はその問題点について述べたものです。最初はPKOについてわかりやすく説明されています。

 

『PKOは、罪もない一般市民が犠牲になるのをほっとけない人道主義と、内政不干渉の原則の、いわば、妥協の産物なのです』

 

著者はこう述べています。例えが面白い。夫婦喧嘩で説明されています。国連は他国への侵略を防ぐ機関ですが、内政干渉はできません。どれだけ激しい夫婦喧嘩をしていたとしても、他の家に迷惑をかけていない以上、他人がどうこう言うことはできません。

 

でも放っておくと怪我人が出る可能性もあります。そこで仲裁に入るのですが、夫より非力なものが介入すれば返り討ちにあってしまいます。ですから夫を黙らせるためには強い人があいだに入らなくてはいけません。ですからPKOには軍隊が必要なのです。

 

しかし以前は仲裁に入っても、戦闘はしませんでした。内政不干渉という原則があるからです。その結果ルワンダでは大虐殺が起こり、一般市民が100万人も亡くなっています。これではまずい、となったわけです。

 

そこで一般市民を「保護する責任」が生じました。それまで仲介に入ることはあっても、戦争が勃発すればPKOは撤退していました。ところが一般市民を守るために、PKOも戦闘することを避けられなくなりました。人道上、当然ですよね。

 

ところが日本には憲法9条というものが存在しています。そこで『PKO派遣5原則』というものができました。派遣の条件の最重要項目として、停戦が守られていること、というものがあります。ですから停戦が破られたのなら、自衛隊は即時に撤退する必要があります。

 

ところが南スーダンはそんな穏やかな状況ではありません。今年の7月に大きな紛争が勃発して、大勢の市民が亡くなっています。中国人のPKO兵士の二人が殉職しています。国連はPKOの派遣増員を決めました。ルワンダの悲劇を繰り返さないために、PKOは決して撤退しません。

 

では日本の自衛隊はどうなっているのか? そのまま駐留しています。いつ戦闘に巻き込まれるかはわからない状態だというのに。

 

世界が重大な人道危機と憂いている南スーダンの今の状況を、「安定している」と言い続ける国は日本だけなのです。そう言わないと撤退しなくてはいけないからです。でも日本は撤退するわけにはいきません。世界中の人たちが南スーダンの住民を見放すなと叫んでいます。もし日本が撤退すれば、危機に瀕した無垢な住民を見放す非人道的な国家として烙印を押されます。外交的な地位が失墜します。

 

そんな中途半端な状態で日本の自衛隊は身動きできない状況なのです。まったく知りませんでした。わたしが大好きな作家である月村了衛さんが書かれた『土漠の花』という小説があります。自衛隊がアフリカの内戦に巻き込まれてしまう物語です。それが現実に起きるかもしれません。

 

この記事の著者は述べています。選択は2つしかないとのこと。

 

① 変貌したPKOに自衛隊を参加させるのだったら、9条を変える。

 

② 9条を変えないのなら、自衛隊は絶対にPKOに行くべきでない。

 

そのとおりだと思います。中途半端な状況で自衛隊が活動できるわけありません。これは現在の国会議員が真剣に議論するべきことだと思います。少し長い記事ですが、一人でも大勢の方に読んでもらいたいと思った記事だったので、このブログで紹介させていただきました。

 

最新刊の『永遠なる玉響 上巻』はBOOK☆WALKERのみでの販売です。こちらから購入できます。

 

『ゼロの物語』3部作は電子書籍のみの販売となりますので、こちらのホームページから販売サイトに行ってくださいね。

 

 『STORY OF ZERO   BOOK Ⅰ 〜ENCOUNTER〜』は全世界のAmazonで配信中です。日本のAmazonはこちらです。

 

『夢で会える 体外離脱入門』は在庫僅少ですので、お求めの方はハート出版さんや書店に問い合わせてください。Amazonでの注文はこちらです。

Diamondo Blog イチオシ芸能ニュースもっと見る

ピックアップブロガーもっと見る


インタビュー特集もっと見る

 

高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

プロフィール画像

高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

プロフィール詳細 »

読者になる

このブログの更新情報が届きます。

高羽そら|たかはそら(作家、小説家)カレンダー

2016年10月
« 9月   11月 »
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31  

高羽そら|たかはそら(作家、小説家)アーカイブス

高羽そら|たかはそら(作家、小説家)QRコード

ブログモバイル版

高羽そら|たかはそら(作家、小説家)オフィシャルブログ
http://www.diamondblog.jp
/official/sora_takaha/