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高羽そらさんインタビュー

SOLA TODAY Vol.148

お笑いコンビであるキングコングの西野さんが、またすごいことをやっています!

 

ネットでもこのニュースがかけめぐったので、ご存じの方は多いかと思います。昨日のブログで驚くことを発表されました。

 

お金の奴隷解放宣言

 

西野さんはコメディアンとしての顔を持ちながら、絵本作家としても活躍されています。昨年の10月に発表された『えんとつ町のプペル』は、なんと23万部というベストセラーになっています。

 

一般書籍でも10万部を超えたら出版社と著者は大騒ぎで喜ぶことになります。ましてや絵本で23万部というのは考えられないほどの快挙です。この絵本は2000円するのですが、なんと昨日から無料で公開されています。もうびっくり!

 

そもそも西野さんは、この本を普通の売り方で世に出されていません。『火を付ける』ことが大切だということで、最初に自分で1万部を購入されています。つまり2000万円を自腹で出されているのです。

 

そうすれば必然的にAmazon等のランキングで上位を占め、認知度が高まります。それで一気に評判になって、23万部まで売れたというわけです。もちろん作品自体が素晴らしいからだと思います。どれだけお金をかけても、コンテンツがつまらなければ売れるはずありませんから。

 

でも西野さんは100万部を目指されています。23万部ではまだまだ、というお気持ちなのでしょう。

 

だったらなぜ無料で公開したのか?

 

きっかけは小学生の声でした。「2000円は高い。自分で買えない」

 

それがずっと気になっていたそうです。お金を持っている人は読めて、そうでない人は読めない。「お金」が主導権を握っていることに腹が立って、無料で公開するという思いつきを実行されました。

 

すでに23万部も売れているわけですから、これ以上売れなくても制作スタッフにはすでに契約した給料が支払われています。売れなくて困るのは、出版社と印税を手にする西野さんだけです。だから両者が納得していれば、無料で公開しても非難されることではありません。

 

ところがさらに驚くことが起きます!

 

昨日無料公開したのに、一気に売上が伸びて、Amazonの書籍ランキングで絵本ジャンルだけでなく、書籍総合でトップに躍り出ました。無料で読めるのに、さらに売れているのです!

 

今朝のブログで西野さんも書かれていますが、「人は知っているモノを買う」ということを証明していることになります。無料といってもウェブで読めるだけですから、絵本なので直接手に取りたいと思う人がいるのでしょう。

 

昨日はこの出来事に関して、ネット上では賛否両論が飛び交っていました。いろいろな意見を目にしましたが、どちらサイドの理屈も理解できます。ただし、さらに売上が伸びたということで、圧倒的な結果を西野さんは見せつけています。非難する人は的を外されたような気分でしょうねw

 

ところでわたしはどう感じているのか?

 

昨日布団に入ってから、ずっと考えていました。でも答えが出ません。自分ならどうするだろう、と考えても行き詰まってしまいました。

 

最終的に出た結論は、わたしは西野さんとはちがう世界観で生きているのだな、ということです。

 

西野さんという人は尊敬していますし、これまでも注目してきました。これからの活動も楽しみにしている人です。だからといって、彼のようにわたしはなれない。根本的に抱えているものがちがうように思います。

 

本の値段を決めるのは、出版社と著者です。著者に力がない場合は、出版社の意向で金額も印税の割合も決まります。だから今回の決定は、出版社と西野さんが決定権を持っていることですし、さらに売上を伸ばすという結果も出されています。

 

でもわたしなら、これまで買ってくれた23万人の人に思いが残ってしまいます。いきなり無料で公開することによって、その人たちがどのように感じるかが心に引っかかります。制作スタッフや出版社は、すでに採算が取れているから気にする必要はないでしょう。

 

でもベストセラーという偉業を応援してくれた『無料公開前』の読者の方たちは、今回の決定をどのように感じているのでしょう?

 

わたしは小心者ですから、どうもそのことが気にかかります。例えば値段を上げるのならば理解できます。先に買ってくれた人たちは、ラッキーだと思ってくれるでしょう。

 

でもわたしが読者の立場だとしたら、2000円出して買った本が無料で公開されていたら、ちょっと嫌な気分です。すぐに買わなければよかった、と思ってしまいます。自分でも小さいやつだと思いますがwww

 

でもこの本のファンの人はそんなことを思わないのかな? 素敵な作品が多くの人の目に触れることを、心から拍手しているのかもしれません。

 

どちらにしてもセールス心理としは、非常に興味深い結果が出ました。そういう意味では西野さんの戦略はビンゴですね。これからもあっと驚くようなことをやってくれそうな気がしているので、注目していきたいと思っています。

 

ちなみに個人的には、西野さんの相方の梶原さんが好きです。普段から『怪傑えみちゃんねる』という番組のでレギュラーである梶原さんに接しているせいかな? 西野さんが関西の番組に出演されることは、あまりありませんものね。

 

decoration/dcr_emoji_238.gif『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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