今さら気づいた体外離脱のコツ
もしかして今日は体外離脱の日かも? いつものスーパーでこんなワンちゃんがいました。
アハハ、まるで体外離脱直後のように、そっくりなワンちゃんが並んでいましたw 愛想が良くて、めちゃ可愛かったですよ。
さらに午後になって雷とともに強い雨が降ってきました。そしてその雨中に日が差すと、綺麗な虹が見えました。
写真ではよくわかりませんが、この虹は先ほどのワンちゃんのように、ツインになって出ていました。久しぶりにくっきりと綺麗な虹を見て、ウキウキした気分です。
これほどツインを見るということは、今日は体外離脱について語るべきではないかと思いました。実は最近になって、あることに気づいたのです。
わたしは思考のオン・オフを強く意識しています。物事を考えるときは思考をオンにして、徹底的に考えます。集中して途切れることのないよう、思考を追いつづけます。
だけどそればかりでは疲れてしまいます。次の仕事に入る前や休憩をするときは、意識的に思考をオフにします。でも思考を完全に消滅させることなんて、通常の意識状態では無理です。一心不乱に修行した瞑想の達人なら可能かもしれませんけれどね。
わたしの行なっている思考のオフとは、思考を客観視するということです。思考なんて放っておけば、どんどん湧き出てきます。それを止めることなど不可能だと思ったほうが賢明です。
オフにするときは、湧き出た思考を追いかけないだけです。どんどん流していくのです。空を流れていく雲のように、思考をただ見るのです。
わかりやすい例で言えば、道路で車を見ているようなものです。欲しくて欲しくてたまらない車があったとしたら、その車が通過した瞬間に意識が向けられますよね? 車が通り過ぎても、いつまでもその車のことを考えてしまうでしょう。それが思考を追いかけている状態です。
ところが好みの車であろうとなかろうと、ただ通り過ぎていく車を見るのが、思考を追いかけないという状態です。
この思考を追いかけないことこそ、実は瞑想なのです。瞑想を実践していると、思考を追いかけないことができるようになります。まれにですが、思考が瞬間的に消えてしまうこともあります。
この思考オフの利用方法として最適なのが、眠りの意識に入ることです。現在書いている小説のストーリーを考え始めると、眠れなくなってしまうことがあります。ときにはそれでいいアイデアが出てくるとしても、やはり眠らないと身体が持ちません。
そこでこの思考オフを活用すると、思考を追いかけないので睡眠状態に入りやすくなります。
さて、ここからが本題です。
体外離脱を経験するのにもっとも適しているのは早朝です。睡眠導入時は肉体を休息させるために、ノンレム睡眠が多くなります。ところが朝が近づくにしたがって、夢を見るレム睡眠の時間が増えます。だから体外離脱や明晰夢を経験するチャンスが増えるのです。
わたしが初めて体外離脱を経験したときは、毎朝午前4時台に起きて瞑想をしていました。それから二度寝することで、体外離脱を経験するようになりました。そのあたりのことは『夢で会える 体外離脱入門』という本に書いています。
ですからそのときは、必然的に思考オフ状態になっていたのです。瞑想の直後ですからね。逆に言えば、眠る前に体外離脱を経験したことはこれまでありませんでした。
ところが数日前のことです。眠ろうとしましたが、やはりストーリーを考え始めてしまいました。これはマズイと思い、すぐに『思考オフ』にしました。そうすると湧き出る思考を追いかけませんから、ストーリーを気にすることがなくなります。
するとふいに、体外離脱の前兆がやってきたのです。500回以上も経験している体外離脱ですが、眠る前というのは記憶にありません。さすがに驚きましたが、せっかくなので体験しない手はありません。そのまま身体を抜け出して散策しました。
つまり何が言いたいかといえば、体外離脱の前兆を呼び込むのに『思考は邪魔になる』ということです。本を出版した当時は、常に思考オフの状態でトライしていましたので、思考を意識することがなかっただけなのです。
でも小説を書くようになって、眠る前の『思考オフ』が必要になってきました。その結果、体外離脱をするのに『思考オフ』が必須条件であることに、今さら気づいたというわけですwww
思考を追いかけてしまうと、とめどなく広がっていきます。そうなると変性意識に入れなくなるのです。悩んでいることや行き詰まっていることに思考が固定されやすいので、体外離脱の前兆を引き寄せることができません。
けれども湧き出る思考を追いかけない『思考オフ』を身につけると、就寝前でも体外離脱が経験できるということです。
ただし『思考オフ』は練習が必要ですよ。「思考を追いかけない、追いかけない』と必死で思うことは、すでに立派な『思考』ですからねw
青空を流れる雲を見るように、自分の思考に向き合うことができれば、『思考オフ』の感覚がわかってくると思います。
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。
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