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高羽そらさんインタビュー

SOLA TODAY Vol.464

人間の仕事は機械に奪われる。この言葉は自分の立ち位置によって感じ方がちがう。その仕事の当事者としては深刻なことだろうし、利用者としては便利になるんだからポジティブな印象を持つ。

 

でもそんな人間の感傷に付き合っているほど、企業の経営者は暇じゃない。よりコストを抑えて利益を捻出していくためには、人件費を削減することを躊躇しないだろう。さらにネットの普及によって、企業が社会に対して与える影響はとんでもない早い速度で評価される。

 

人間の生活にとってより良いものを生み出すことができない企業は淘汰されてしまう。だからどれだけ抵抗しようと、多くの仕事が機械に奪われていくという流れは止めようがない。そんなことを感じる記事を読んだ。

 

「冬タイヤ」自動識別、車止めず高感度カメラで

 

西日本高速道路は、試験的に新しいシステムを導入する。この季節に雪が降ると、高速道路はチェーン規制がかかる。スタッドレスタイヤ等でないノーマルタイヤの通行が禁止される。

 

だけどこれまでは人間が目視で確認していたので、かなり時間がかかってきた。チェックするほうも大変だし、利用者も渋滞で待たされることになる。そこで短時間でタイヤの状況を判断するシステムが導入されることになった。記事から抜粋してみる。

 

『車のタイヤを強力な発光ダイオード(LED)ライトで照らして撮影し、溝の深さや形からコンピューターがスタッドレスかどうかを判別する。情報は画像と音で誘導員に瞬時に伝えられ、装着していればそのまま通過させる』

 

『瞬時』というのがいいよね。このシステムを導入すれば、これまで30分かかっていた判別作業が5分で完了する。設置する費用等を考慮しても、人件費や時間の節約、さらに利用者のストレス減少につながる。いいことづくめだと思う。

 

高速道路の就労事情はわからないけれど、このシステムを導入することで仕事が奪われたと感じる人があるかもしれない。でも全体的な観点からすれば、どう考えても得すると思う人のほうが多いはず。

 

今のところは誘導員がいるけれど、そのうちその仕事も必要なくなるだろうね。こんな雰囲気で、少しずつ人間の手から仕事が離れていくのだと思う。これは必然的な流れだから、抵抗しても無駄なだけ。

 

労働とその対価についてこれまでの常識を手放さないと、生きづらい世の中になるのは目に見えている。汗水流して労働することが、収入を得る唯一の方法だという発想はすでに陳腐化している。人間が汗水流してやっていたことは、すべて機械が代行してくれるからね。

 

面白い時代になってきたなぁと思う。これからの社会がどのように変わっていくか、ボクはとても楽しみにしている。

 

decoration/dcr_emoji_238.gif『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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