やっぱりカラスは天才だわ
ボクは本気でカラスが大好き。1羽でもいいから、毎日バルコニーまで遊びに来てくれるようなカラスの友人が欲しいとマジで思っている。
だけど彼らの知能は高い。だから警戒して、人間に近づいてくれないんだよね。カラスを毛嫌いしている人が多いのを知っているんだろう。
研究している人が少ないせいもあるけれど、カラスの知能の高さはあまり知られていない。だけどいくつか関連本を読むと、人間に負けないほど優秀なのがわかる。まだ未知数の部分も多いから、実態を知ったら人間は恐れおののくことになるかもねwww
そんなカラスの能力について、とても面白い結果が出ている。
カラスが人間の子どもと同じ自制心を持つことが「マシュマロ実験」で示される
『マシュマロ実験』と呼ばれているものがある。子どもを「目の前に置かれたマシュマロを15分間食べずに我慢できたら、マシュマロを2個食べることができる」という条件下に置き、食べずに我慢できるかどうかを観察することで子どもの自制心を計るというもの。
これど同様の実験をカラスに試みてみると、なんと人間の子供とほぼ同じ自制心を持つことがわかった。
実験は回転する餌台を使う。手前にリンゴがあって、奥には肉がある。リンゴはすぐに食べることができる。だけどそれをしばらく我慢すれば、台が回転して肉を食べることができる。もしリンゴを食べてしまえば、台は回転しない。
まず驚くのは、この台が回転するものだとカラスが認識していること。でないと実験できないものね。多少の訓練はしたそうだけれど、それを理解できるだけでもすごい。
そして驚くこことに、20回の実験で18回以上もカラスたちは肉を食べることに成功している。リンゴと肉だけでなく、少ない肉と多い肉という実験も行われた。すると同じく、多い肉を待つという結果が出た。
同様の実験を人間の子供にもやってみたそう。肉ではダメなので、ステッカーを使った。結果はカラスとほぼ同じ内容だったとのこと。つまり人間の子供とカラスは、同じ程度の自制心を持っているということだよね。
能ある鷹は爪を隠す、という。カラスは鷹じゃないけれど、本当はもっとすごい能力を持っているような気がする。京都にいたころ、京都府立植物園で驚くような光景を見たことがある。
芝生の広場があって、ボクと妻はお弁当を食べていた。大勢の人が同じようにくつろいでいる。すぐ近くにママ友と子供立ちのグループがいた。みんなおしゃべりに夢中。
そのときさっと黒い影が横切ったかと思うと、未開封のスナック菓子がカラスに持ち去れらた。完璧なタイミングすぎて、そのグループの人たちはまったく気がついていない。おそらく持っていかれたことも気がつかないまま帰宅していると思う。
ずっと狙っていたんだろうね。その自制心と決断力と勇気を考えると、カラスの素晴らしさに拍手を送るしかない。あぁ、やっぱりカラスと友だちになりたいなぁ。
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