栄養バランスなんてクソ食らえ!
新しい飲食店のキャッチコピーで、『ヘルシー』を売りにしているお店は絶対に行かない。飲食店にヘルシーを求めていないから。
例えばあっさりしたスープの健康的なラーメン、と紹介されて食べたい? ラーメンなんてこってりしてコクがあってこその食べ物。あっさりした麺が食べたければ、うどんを食べるだろう。
ボクは食に関するヘルシー志向が嫌いで、その文字を見ただけで食欲がなくなる。それゆえこの記事のタイトルに興味を持ってしまった。
おぉ、ヘルシーな食生活は身体を弱らせるんだ! 我が意を得たりと思って記事を読んだ。でもガッカリした。
結局書かれていたのはヘルシー志向に沿った内容だった。健康にいいと言われる食品でも、組み合わせを間違えるとバランスを欠くという主旨。だからバランスよく食べましょう、という結論になっている。
栄養バランスなんてクソ食らえ! 記事を読み終わって心でそう叫んでしまったwww
ボクが栄養学的なことに否定的なのは、必要な食べ物は人によってちがうと思うから。そして同じ人でも、そのときの体調や状況によって変化する。身体にいいと言われても不必要な食べ物もあれば、ジャンクだと思われている食品でもその瞬間の身体が求めているものがあるはず。
真夏で汗を大量にかいたときは、失われた塩分を補給しようとする。だからしょっぱいものが食べたくなるし、美味しいと感じる。それは肉体が本気で求めているものだから。
昨日のボクは、珍しくスーパーの惣菜コーナーでトンカツを買った。前日から食べたくてたまらなかったから。おそらく身体が疲れていて、豚肉のビタミンB1ほ欲していたんだと思う。だから今朝は少し疲れが取れたような気がしている。
だからボクの基本的な考え方は、食べたいものを食べるということ。添加物なんて気にしないし、栄養バランスなんて無視している。同じものを続けて食べても飽きない。とにかく自分の身体に尋ねること。食品が目の前に置かれている状態をイメージして、よだれが出てくるものを選んでいる。
不思議なことに身体の欲求に忠実でいると、結果として幅広い食品を摂取していることがわかる。スーパーの店内を歩いているだけで、肉体が求めている食品に反応するからだろう。だから栄養バランスという知識に洗脳されないで、自分が笑顔で食べられるものを選べばいいと思う。
そんなボクでも気をつけていることが2点ある。
ひとつは食べ過ぎないこと。もうひとつは食べる時間を決めるということ。
もし身体が求めている食品であっても、適量というものがある。食後に動けないほど詰め込むのは絶対に避けるべき。だから作りすぎない、買いすぎないように注意している。
そして食事の回数と時間を意識している。オヤツを食べるときでも、ほぼ同じ時間にしている。夕食後はすぐに歯を磨いて、絶対に食べ物を口にしない。最低でも夕食から朝食まで12時間以上はあけるようにしている。
この2点を無視していると、身体が求めているものを食べているつもりでも、実態としては依存症のような状況になってしまう。気がついたら常にスナック菓子を口にしていたり、就寝前にカップラーメンを食べないと眠れないようなことになる。
それは身体の要求に応じているのではなく、心の隙間やストレスを食べ物で満たそうとしている状態だから。栄養バランスより大切なことは、その人の食事パターンだと思う。
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