昭和世代は号泣するやろ
ここ数年、映画界では過去作品の続編がいくつも登場している。『マトリックス』もそうだし、大ヒットとなった『トップガン』の続編も同じく。そんななか昨年末から今年にかけて、オタク的なファンが多いシリーズ作も続編が公開された。
シリーズ1作目が1984年に公開された『ゴーストバスターズ』シリーズの続編。もちろんボクはこの1作目を劇場で見ているし、それ以降もレンタルビデオ等で何度も鑑賞している。当然ながら気になっていた最新作を、ようやく観ることができた。そして号泣した。
2022年 映画#153
『ゴーストバスターズ/アフターライフ』(原題:Ghostbusters: Afterlife)という2021年のアメリカ映画。新しい映画なのでネタバレはしない。だけどボクが号泣したわけを書くことでネタバレになってしまうので、その部分になれば注意喚起しよう。
物語はもちろん現代。新しい物語でゴーストバスターズとして活躍するのは、写真の4人の子供たち。右端のメガネをかけた女の子が主人公のフィービーで、ゴーストバスターズ創始者の一人であるスペングラー博士の孫娘だという設定。まぁ、メガネがトレードマークなのだろう。
フィービーの母であるキャリーはシングルマザーで、父のスペングラー博士とは断絶状態。スペングラー博士はオクラホマの田舎にこもって怪しい研究を続けていた。やげて訃報が入り、キャリーは長男のトレヴァーと長女のフィービーを連れて父の残した家で暮らす。生活が追い詰められていて、アパートを立ち退きさせられたから。
科学者の素質を持つフィービーが、祖父の研究内容を見つける。それは予言に基づくもので、2022年にこのオクラホマの地で悪魔のゴーストがよみがえり、人類を全滅させてしまうというもの。その予言を阻止するために、祖父は研究を続けていた。もちろんゴーストバスターズの機材一式を持ち込んで。
ということで祖父の遺志を継ぐため、写真の4人の子供たちが恐ろしいゴーストに挑むという物語。前半は説明が多くてやや退屈な印象があるけれど、後半以降はCGも多用されていて、『ゴーストバスターズ』の雰囲気を十分に味わうことができた。
さて、ここからネタバレになる。この映画を見ようと思っている人は、この先を読まないほうがいい。
1984年に公開された1作目のファンなら、絶対に号泣してしまう仕掛けがラスト近くにある。
それがこの場面。
ネタバレするよ!
薄暗い写真でわかりづらい。だけどこの4人は昭和世代なら覚えているはず。すっかり年老いたビル・マーレイ、ダン・エイクロイド、アーニー・ハドソン、そして幽霊だけれどハロルド・ライミスのオリジナルメンバーがゴーストバスターズとして登場する。
子供たちの手に負えない悪魔のゴースト。そこへ助けにきたのがオリジナルメンバーだった。ボクはこの段階で涙がボロボロ。みんな爺さんになっているけれど、とても頼もしい。彼らの登場によって、恐ろしい予言が実現することはなかった。
ちなみにエンドロールでも驚いた。ダン・エイクロイドと共に画面に登場したのはシガニー・ウィーバー。もちろん現在の二人。第1作のファンなら、思わずニヤリとしてしまう特典映像かも。80年代を思い出す、とても素敵な時間だった。
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