群れから出るには勇気が必要
世代によって違うけれど、子供たちは時代に応じた見本的な生き方を大人から刷り込まれる。現実に満足できない親や教師に限って、子供たちにあるべき姿を押し付ける。そしてそれから外れる子供たちを落伍者だと判断してしまう。
これは動物である人間の「群れ」としての本能だろう。生き延びていくために必要だと思うことを、次の世代に伝えようとする。それが「群れ」の存続に必要だと考えているから。困ったのは、それが必ずしも正解ではないということ。
何が正解なのかは、最終的に自分で判断するしかない。そしてその結果を受容することが求められる。だけどそれは他人とは違う生き方となる場合が多い。「群れ」から逸脱することになり、かなりの勇気が必要とされる。だからほとんどの人は、子供の頃に刷り込まれた「群れ」のルールにしがみついてしまう。
「群れ」に属していることで安心できる人はそれでいいと思う。だけどボクのように「天邪鬼」な人間は、「群れ」が心地よくない。だから抜け出そうとする。ただしそれには勇気が必要。ある記事を読んで、とても共感した。
集団心理。群れのメンタリティの5つの事例と、その罠から逃れる方法
新年の抱負を考えるうえで、なかなか参考になる記事だった。リンク先の記事を読んでいると、ボクは「群れ」から逸脱しているなぁと感じた。わかりやすく言えば「変人』だということwww
記事からのポイントだけ抜き出しみよう。まずは群れのメンタリティの5つの事例。
・混んでいるレストランの方に入りがち
・大きなグループに引き寄せられる
・投資
・クリスチャンでもないのにクリスマスを祝う
・信仰やスピリチュアリティ
ボクにも当てはまることはある。クリスマスなんてそう。でも全体として「群れ」ることを嫌う人間なので、あまり当てはまらない。リンク先の記事の著者は、「群れのメンタリティ」が不健全である理由を述べている。
『群れのメンタリティがあると、グループに新しい刺激が加わったとしても、変化は見られない。ほとんどの場合、そうした知的な人たちはグループにとってほとんど意味をなさず、むしろ無視されるのがオチだ。前へならえの精神では、変化を起こし、道を切り開くことはできない。そもそも群れに属している人たちは、自分たちがどこへ向かっているのかすらわかっていないのだ。ゆえに、群れのメンタリティは避けるべきなのだ』
辛辣な意見だけれど、ネットでの意見に翻弄されている現代の世相を反映しているように思える。例えばコロナワクチンに関しても、相反するグループの議論は膠着していて噛み合わない。つまり自分で判断しないと、大勢に流されてしまうということ。
「群れのメンタリティ」から抜け出す方法も書かれている。
・衝突を覚悟する
・自分自身を知ろう
・もっと反対しよう
・群れを出るのが遅すぎることはない
具体的な中身は記事を参照してもらうとして、要するに「群れ」を出るのは勇気が必要だということ。ボク自身も「群れ」から出ているつもりで、知らない間に大勢に流されているのを感じることがある。常に自分自身を見つめていないと、集団心理に取り込まれてしまう。
新年にあたって、そのことを再確認できた記事だった。
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