ネットでの生き残りは大変
今年になって月刊誌anemmoneさんにインタビューを企画していただいたおかげで、これまで外野から眺めていたzoomを体験できた。そしてその流れで初めてclubhouseのラジオ番組にも出演させていただいた。
zoomもclubhouseも初めてだったけれど、大勢の人に利用され、ネット社会に拡散していったのがわかる。かなり便利で楽しい。ただ時代の流れは早く、流行しそうだと言われたもの、そして実際に流行していたものが残るとは限らない。そんな浮き沈みを感じる記事が続けて目についた。
「高い」「時代遅れ」 あれだけ騒がれた「メタバース」、早くもこんなに残念な状態に
まずはメタバース。仮想空間におけるヴァーチャルリアリティの体験を通して、現実世界のように交流したり、具体的な取引を進めていこういうもの。メタバース上で土地の売買まで行われていた。
これからはメタバースの時代だと見越したFacebookは、会社名をメタに変更した。ボクもそんな時代が来ると思っていた。ところがすでにメタバースは時代遅れとまで言われている。というより流行する前にポシャりそうになっている。
まずVRを体験するためのヘッドセットが高額だし、見た目もダサい。アバターを通じた仮想世界の映像もいまいち。メタバース上の土地取引は90パーセントも下落しているそう。メタ社は業績悪化で2万人以上をレイオフ。ウォルト・ディズニーでもメタ部門を閉鎖している。どうもメタバースはオワコン感に満ちてきた。
もう一つは最初に紹介したclubhouse。
音声ベースのSNS「Clubhouse」が半数以上の従業員の解雇を発表
今月の27日、clubhouseは半数以上の解雇を発表。2020年に立ち上げたときは世界中に広がった。ところが、これは売れると見た大手IT企業も参入。Twitterでは「スペース」という機能を追加してclubhouseに対抗した。ということで業績が悪化してきたそう。
会社の業績として深刻な状態ではないものの、従業員の半数を解雇するというのは深刻。仕切り直しを迫られているのは事実。これまでにない新しい機能やサービスを加味していかないと、存続が難しいと判断したんだろう。
でも一瞬で状況が逆転するのがネット社会。何かがきっかけになって、メタバースやclubhouseが大躍進するかもしれない。企業も大変だけれど、ついていく利用者もなかなか大変。だからこそIT世界は面白いんだけれどね。
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